心の湖畔に静けさを
働いている会社のメンバーがデンマークに行ってきた。
教育や社会、人のあり方が日本のパラダイムと異なるということで、ぼくにも関心がある国。
メンバーが帰国して1週間後に、その報告会が開かれた。
会の中ではぐくむの代表が最後に話していた「静けさ」というキーワードが心のどこかにひっかかった。
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最近、ひょんなことから彼女がお昼ごはん用に弁当を用意し始めた。そして朝瞑想をやりたいと言い始めた。そんな些細なことをきっかけにぼくも便乗してみることにした。(弁当は9割彼女が用意してくれている)
そのおかげもあってしばらく、朝起きたら5分間の瞑想をして、弁当を持参して出勤する日々が続いた。
これが結構よくって。なんとなく気持ちよく1日が過ごせる気がする。
それからぼくのマインドフルネス習慣のあれこれが始まった。
現在実践中のものはこれら。
つまり、今ここにあるものにじっくりと心を向ける行為を意図的に取り入れている。
今ここに集中することで、四方八方から割り込んで自分に入ってくるノイズから距離をとることができる。
ノイズは心の乱れを起こす雨風のようなものだ。心を湖に例えるならば、湖畔の水面が揺さぶられるようにノイズは心を乱してくる。
心の湖畔が穏やかで、整っているとき。静寂が訪れたときにこそ湧き上がってくるなにかがあるような気がする。それがなんなのかは体感してみないとわからない。
ノイズにまみれた日常に慣れ、当たり前のように自分の心が今何を感じているのかを見失ってしまっているのであれば、上記の取り組みは自分の根幹を捉えなおす助けになるかもしれない。
マインドフルネスと言われる取り組みのあれこれは、心に静けさを取り戻し、たしかに自分の中にあるものを、あると感じて生きるための営みなのだろう。
あるものを、あると感じて日々を過ごせることが豊かだということを心にとめておきたい。
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