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第27号 遺伝子改変で頭を良くする、ブレインテックが爆発的に普及するための鍵は何だと思いますか?

// 2021年11月28日 第27号
// 1. 今週の注目ニュース:遺伝子改変で頭を良くする
// 2. 質問コーナー:ブレインテックが爆発的に普及するための鍵は何だと思いますか?

こんにちは、東京大学の池谷裕二研究室で脳・老化・人工知能の研究をしている紺野大地です。

NeurotechJPのみなさんとニューロテック勉強会を始めました。
「これを見れば、メジャーなニューロテック企業200社について一通り学べる」ことが目的です。

初回は"Neurofeedback"をテーマに20社を扱いました。
YouTubeで無料公開中&今後も月1で勉強会を行っていく予定なので、興味のある人はぜひご覧ください😊

なお、勉強会で扱うレポートはNeurotechJPで無料配布しているので、興味のある方はぜひご覧ください😊


では、今回も始めていきましょう!

1. 今週の注目ニュース:遺伝子改変で頭を良くする

今回取り上げるのは、
「遺伝子改変でマウスの脳にヒトが持つ『脳を大きくするための遺伝子SRGAP2C』を導入したら、頭が良くなった」という論文です。

私自身、以前から「脳の機能を拡張する」というテーマに興味がありますし、当研究室で行っている「池谷脳AI融合プロジェクト」も「脳の限界を探る」ことを目的としているため、見逃せない論文です。

具体的には、どんな内容なのでしょうか?

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