第7号 老化予防効果が期待される物質NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の人間における効果、イーロン・マスクがNeuralinkの研究をまだ人間で行っていないのはなぜですか?
// 2021年5月9日 第7号
// 1. 今週の注目ニュース:老化予防効果が期待される物質NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の人間における効果
// 2. 質問コーナー:イーロン・マスクがNeuralinkの研究をまだ人間で行っていないのはなぜですか?
こんにちは、東京大学の池谷裕二研究室で脳・老化・人工知能の研究をしている紺野大地です。
みなさんはGWをどう過ごされましたか?
東京都は緊急事態宣言中でどこにも行けないので、私は家の片付け&読書をする毎日でした。
読み始めた本は、「LIFE SHIFT」の続編「The New Long Life」です。
まだ英語版しかないのですが、どうしても読みたかったため、英語のKindle本を全訳する方法を編み出しました。
以下のnoteにその方法をまとめたので、興味があればご覧ください😊
1. 今週の注目ニュース:老化予防効果が期待される物質NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の人間における効果
さて、今回取り上げる論文は、
「老化予防効果で注目されている物質NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の人間における効果が初めて確認された」というものです。
まずは、「そもそもNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)って何?」
という人がいると思うので、簡単に説明したいと思います。
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