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20年後も忘れない思い出〜旅の記録9〜


朝の6時。
自然と目が覚める。

なぜかこっちに着いてから早起きになった。
インドの朝は早い。

さっと着替えて、街に出て、近くのチャイ屋さんでチャイを飲む。
それからガンジス河の河沿いで"ボーッと"する。

なんでかは分からないけど、そういう時間がとても大切なように思う。

例えば、釣りに行ってボーッとする時間。
サウナで何も考えずにボーッとする時間。
お風呂に浸かりながらボーッと時間。
ランニングしながらボーッと。
列車の車窓から景色を見ながらボーッとする。

この"ボーッと" は僕にとって大事な時間。

気になって調べてみたんだけど、やっぱりこの"ボーッとする時間" っていうのは、脳の疲れを根本から癒してくれて、脳にも体にもめっちゃ良いらしい。

釣りでもサウナでも、どれも共通するのは終わった後に脳がスッキリした気がする。

忙しい日々の中、現代人が1日の中で得る情報量は、江戸時代人の1年分、平安時代人の一生分 だともいわれている。
人間のキャパを超えている気がしてならない。

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今日はマーケットを回りまくろう。

インドではアッサムティーを買おうと決めていた。
これが、チャイにとてつもなく合うからだ。
質も良く安い。

マーケットを周り、インドの日常を見ようと思った。

途中、路上に売ってある"ココナッツ丸ごとのウォーター"を買って飲みながら。
サモサの屋台で買ったサモサを食べ歩きながら。

すると、ひっきりなしにかかる勧誘の声。

「ワンルピー」「ワンルピー」「フード」と声をかける物乞いやホームレス。

最初は事あるごとに止まっていた。
でも、止まっていたら何日あっても足りない。

僕は何事もなかったかのように通過する事しかできなかった。

答えのない問題。どうすることが正解なのかは、まだ分からない。だからこそ、自分なりの附に落ちる答えが必要なのだと思う。

自分なりの答えを出せるように。


今日はアッサムティーの茶葉を買うと決めていた。
この旅ですっかりチャイにハマってしまった。

インドのチャイでは基本的にアッサムティーを使うらしい。
茶葉をくるくると丸めたctc(Crush, Tear, Curl)が短時間で濃く出て、ミルクとの相性もバッチリなのだ。

街を歩いていると、沢山の茶葉専門店がある。
オートリキシャーのおっちゃんオススメの茶葉屋さんに行くことにした。

いつものように、通常価格の2倍の値から始まる。
値段交渉はもう慣れっこだ。

僕はその2倍の価格から通常値段に下げて、念願の茶葉をゲットした。

もう少しマーケットを周ってみよう。

そーいえば、石鹸屋さんがすごく多いような気がする。
意識して見たら、石鹸屋さんと布屋さんがいっぱいある。

インドの石鹸は肌にすごく良いらしく、お土産にもオススメ
らしい。確かにインド人は皆肌が綺麗な気がする。

多分食べ物も関係しているのだろうけど、もしかしたら石鹸も関係しているのではないか。

バラナシ散策はまだまだ続く〜

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