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人は誰もが演者

どうもさいころじっくです。
いきなりですが、香川照之さんは知っていますか?ほとんどの方が知っている俳優です。ドラマ「半沢直樹」の大和田常務や映画「カイジ」の利根川などを演じてましたね。

そんな香川照之さんがとあるNHKの番組で面白いことを言っていました。


○香川照之さんにとっての役者の特権

香川照之さんはそもそも役者になりたいと思ってなったわけではないそうです。ですが役者以外の職業はもっと嫌いで、最終的に役者という職業だけが残りました。かなり後ろ向きな理由でした。
そのため「役者は好きですか?」という質問に対して「好きじゃない」と即答でした。

そんな香川照之さんが俳優として経験を積んでいる間にあることに気づいたようです。

人はどの瞬間も芝居をしている。
常に誰かに見られていることを意識する。
よく見られようと思っている。

もしかしたら香川照之さんはもともとはそんなに人に興味のない人だったのかもしれません。ですが俳優という職業を続けている上で感じ取ったのでしょう。
彼は俳優という職をしている上で人間全員が役者と言ったのです。

そして彼はこうまとめました。

役者の特権は芝居をしないこと。

彼は人間全員が役者なのだからむしろ本当の役者は芝居をしないと結論付けたのです。
これを聞いた時に私は感嘆しました。

○芝居をしないことの価値

では役者が芝居をしないというのはどういうことなのでしょう?
これは私の1つの考えですが、香川照之さんは1回自分の持っている全ての考え・感情を投げ捨て、感情も何もかもないところに演じる人の特徴を流し込むことではないかと思います。

つまり芝居をしないというのは自分の芝居をしないことです。そのために1度自分自身を無にするということが必要ということです。

この「無」にするというのは非常に必要だと感じます。特に自分の負の感情を「無」にすることが必要でしょう。

理由の1つには関係のないことに反応しない強さをつけることや何かのパフォーマンスをする時に恥を捨てるということができるからです。
何かの宣伝をしなければならない。何かを始めたいけど他の人に否定されるのではないか。などの場面で役に立つのではないでしょうか?

○どうすれば自分を捨てられる?

では具体的にどうすれば自分への負の感情を捨てることができるのでしょう?2つアプローチがあると思います。


1.自分を逆に深く知る
2.スルースキルを身につける

1.自分を逆に深く知る

1つ目は逆に自分自身を知ることによってどうすれば自分を捨てられるのか考えられるというゴールからのアプローチです。
正直正しい回答になっているか微妙ですが、当然いろいろな人がいるのでこれが正しいという絶対的な答えはありません。自分は「こういう時にこうなる」という習性を知ることによって自分のメンタルをコントロールすることができると思います。

2.スルースキルを身につける

2つ目のスルースキルを身につけるというのは不必要な物を捨てるための方法です。
これに関しても無になることを言い換えているだけと思うかもしれませんが、あれこれ敏感に反応するようでは疲れますし、損をすることもあります。
選択的な行動をするためには時にはいらないものは捨てることが必要です。山登りで荷物はなるべく軽くするのと同じ感覚です。

香川照之さんは役者は芝居をしないと言いましたが、もしかしたら全ての人が本当の役者になればより楽しく生活できるかもしれませんね。

今回はこの辺で。
楽しい日々になりますように。

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