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家庭内起業をはじめて株主になった

「息子に家庭内起業ってのをはじめさせたくて。」

妻が休日の昼間にこんなことを言い出した。どうやらどこかのWeb記事か何かで拾ってきたキーワードらしい。その記事は私は先入観を避けるため敢えて読んでいないが、妻の話によるとお子さんに「コーヒーなどを作らせて家庭内の人に一杯いくらで売る」のようなことをさせてみるという試みらしい。いわばビジネスごっこといった感じであろうか。

以前から、学校では中々勉強できないお金や社会の話をどのように子供に教育したら良いか色々と思案していたが、面倒くさがりな私は特に何かをしていた訳ではなかった。でも、(一応)本職として経営コンサルティングを生業としているプロとして、お金や社会の仕組みの縮図をちょっと遊びながら伝えられるのは良いかと気が付き、そういえばnoteも登録したけど書く内容決まってなかったなというのも思い出し、こうやって記録を残して行くことにする。息子の(家庭内)ビジネスの様子をお伝えしつつ、そこから得られる実ビジネスにおける示唆についても気が付いたら綴っていこうと思う。

「何屋になろうかな。」

本業のコンサルティングでついこの間、「10年後にあなたたちは【何屋】と呼ばれていたいですか?」というセッションをやったばかりだが、家庭内でもそこから始めることにした。息子は小学二年生。お家の中だけで商売をやろうという申し出をどのくらい理解したか分からないが、何かをパパと始めるだけでも楽しいお年頃なので、何をやるかを簡単に説明すると素直に応じてくれた。

私と妻と息子の3人で色々会話した結果、息子は我が家では割と消費が多い「お菓子」の専売事業を手がけることとなった。そうと決まればということで、まずは屋号を定める。【にゃいご堂】と名付けられた。息子は今日からにゃいご堂の社長である。ロゴはこちらで作成した。家族5人を表しているらしい(笑)

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資本金3,000円

事業開始にあたり必要な資金について息子と相談する。まぁスーパーや100均でお菓子を買ってきて家族に転売するという事業なので、2000円も有れば十分だろうとアドバイスしてあげた。だが、彼の手元資金は126円だった。

ここで妻から「不要品を買い取る」という提案があり、私から「にゃいご堂の株を買う」という提案をして、それぞれ1000円ずつ手に入れることになった。勢いで株の概念を出してしまったが、分かりやすく1株100円で発行されたものを10株買ったことにしよう。さらに、この話を横で聞いていた次女が同じく1000円を出資し、にゃいご堂には3000円の現金が生まれた。資本金3000円にてにゃいご堂始動である。

成績でお小遣いを決めることに

息子からすれば最初は意味もあまり理解できないだろうし、途中で飽きることもあるだろうけれども、何かモチベーションに繋がるものを考えなければということで、分かりやすくお小遣いで釣ることにした。具体的には、毎月の決算時(1日〜末日〆)の総資産額の5%をお小遣いとして新しく設定することとした。とりあえずこの制度におけるお小遣いは500円を上限とする。まぁぶっちゃけいま資本が減るビジネスモデルではない(固定費がゼロで償却の概念も入れていない)ので、150円/月のお小遣いは約束されている。やりながら色々追加していこうと思う。儲けが出始めたら役員報酬として儲けの中からお小遣いを捻出するやり方に変えていこう。

次回予告

次回はにゃいご堂初の仕入れと開店準備、そして我が家でのビジネスの様子をお伝えしようと思う。


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