家が長持ちするかは最初で決まる
「リフォームで家が蘇った」
なんて表現をすることがあります。
大げさな表現だとは思いますが、分かりやすく言えば、
きれいになった
と言うことだと思います。
きれいにすることはDIYや日曜大工でも出来ることですので、
誰でも出来ることだと思いますが、
「蘇る」
つまり、家の寿命を延ばすようなことは簡単なことではありません。
リフォームは既存との兼ね合いがある
リフォームでは全てを変えることは出来ません。
工事範囲を広げれば、出来ることは増えますが、
比例して工事期間、工事費用が増えていきますので、
内容的に建替えに近づいていきます。
ですから、ある程度は既存を活かすことが求められますので、
既存、つまり、初めに造られた状態が重要になります。
初めから、長持ちするように造られた家とそうでない家では、
リフォームの時に掛かるものが違ってきます。
プロが想像すればすぐにわかる
お施主様が家を新築するときにあれこれと夢を膨らませるのは当然のことですし、家づくりは全力で楽しんでいただきたいと思いますが、
大事なのは、その計画のパートナーです。
夢を形にする技術者です。
また、建てたその瞬間だけではなく、
将来の住まいのことについても考えるのが大切です。
将来のことまで一緒に考えられるパートナーを見つけてほしいと思います。
私たちのような工務店は、
家を新しく建てることもしていますが、
家を直すこと、改装すること、改修すること、
最終的に壊すところまで携わっていますので、
住宅の建てた先を想像することが出来ます。
ですから、家を新築する際には、この家の未来がある程度見えています。
こうして建てるとどうなるか、
このような造りの家は長持ちするのか、
常に知識と技を磨きながら、
お客様に長く安心して住んでいただける家を造ること目指しています。
大規模修繕、リノベーションと簡単に言うけれど
リノベーションすることで、経年劣化が進んだ戸建て住宅、集合住宅が文字通り「蘇らせる」ことが出来ますが、「大規模」がポイントになります。
大規模な工事をしなければ、なかなか、蘇らせることが難しいのです。
形あるものはいつかは大規模な修繕が必要にはなりますが、
その頻度が長く、かつ、少しでも規模が抑えられたら良いですよね!
また、大規模に工事しても、思ったほど蘇らないこともあります。
初めの第一歩が肝心なのです。
今と未来を一緒に考えましょう
一国一城の主を目指す方や一つの場所に住み続けることに固執する方は昔に比べてかなり減ったと思います。
家族と共に過ごす一軒家を建てとしても、一生その家に暮らすことにこだわる必要はありませんし、家族や親族の誰かがその後も住み続けなければならないことはありません。
将来、家族の変化やお仕事などの生活スタイルの変化に合わせて、違う環境を求めて、土地・建物を売却することもありだと思います。
しかし、自分の終の住処としても、資産としても、長く持つことは決して悪いことではないと思いますので、まずは長持ちする家を造ることを前提に、将来、どんな暮らしをしていきたいかなど、未来のことを工務店と話しながら、家を造ってみたらいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。