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現地調査の重要性について

家を新築するにも、リフォームするにも、修理修繕するにも、
弊社では事前に現地を確認することを必須とさせていただいています。

「現地確認はいいから、〝取りあえず〟見積もりを出して」

と言う場合は、その時点でお断りすることもありますが、
〝取りあえず〟の見積書を出すこともあります。

現地を見ていないので、分からない事ばかりで作った見積書に、
果たして意味があるのか、
と自問自答しながらも、
オンライン、バーチャル、リモート、など
やたらと画面越しでどうにかしようとしている時代でございますので、
住宅業界もそれに倣い、多少は対応していかねばならないとカチコチの頭をほぐつつも、出来れば、可能な範囲で写真や文章による説明などをいただきながら対応しています。

しかし、実際に進めるに当たっては、
現地確認をせずに進むことは出来ません。

現地を誰の視点で見るか

住人の方は毎日自宅をご覧になっているとは思いますが、
不具合があったとしても、一般の方々とプロが見るところは異なる場合があります。

お体に不調があった時に、
病院で診療していただくのと、オンラインのみで診療していただくのが、
同じ結果となるでしょうか?

あくまでも可能性の話しなら出来ますが、本当の診療は難しいのではないでしょうか。住宅も同じです。

現地を見ないでも大丈夫と言うのは

それは、そもそもの話しとして、
その方は現地を確認する必要が無い方、
例えば、

  • 営業はするがそれ以外は丸投げしてしまう

  • 現場を見る能力(知識や経験など)が無い

  • 定額制などにして、どんな状態でも下請けに任せる

の場合には不要かもしれません。
ですから、そうではない私どものような一般的な工務店では現地調査(現調)は必須なのです。

金額だけを知りたいなら

リフォームの営業会社、窓口会社さんに相談したり、
ネットの相場を調べてみれば、簡単に概算費用は知ることが出来ると思います。

ただし、出てくるのは最低価格に近い格安価格ばかりだとは思いますが、参考にはなる可能性はあります。
ちなみに、私の勝手な印象ですが、
しっかりと現場を見てしまう工務店や建設会社、地域密着の会社などは、そうした金額には太刀打ちできないと思います。

分からないことがある限り現場を確認します

私どもの場合で言えば、
分からないことがある限り現場を確認し、
それでも分からなければ、工事して見ないと分からない、
とお施主様にお伝えして、
工事を行うか、工事をやらないか、を決めていただきます。

設計する一級建築士が確認し、
施工する大工職人が確認し、
場合によっては、電気・水道・板金・左官などの協力業者も確認し、
適切な工事を実施するための段取りを行います。

アナログだと言われても、これを省いてしまっていいことはありませんし、分からないことがある限り、私たちも安心が出来ませんので、
工事をご注文いただく場合には、今後も現地調査をさせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。