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経験がないことにも挑戦しなければ進歩はしない

日本の住宅業界では、新築着工戸数が年々減少しています。

少子高齢化が進み、空き家が激増しているのですから当然のことですが、
この先もさらに減少していくのは間違いありませんので、
建設会社としては、新築・建替えから、リフォームへとシフトしていくのは自然の流れだと思います。

しかし、リフォームと言うのは、実際に取り組んでみると分かるのですが、未知のことがとても多く、知識と技術が新築以上に必要になりますので、楽しくもあり、緊張の連続です。

私が感じているリフォームの未知の部分についてお話ししたいと思います。


他社が建てて家には癖がある

家は建築基準法に則って建てなければなりません。
逆言えば、法を守ってさえいれば、造り方は自由です。

弊社でもリフォーム工事の件数が増加するに伴い、自社で新築した住宅以外の工事にも多数関わらせていただく中で、
こんなにも家の造りには個性が出る」
ということに気が付きました。

もっと、みんな同じような造りなのかと思っていましたが、
そうではなく、まるで木造住宅の中にたくさんの流派が存在するようなイメージです。

ですから、前回と同じ工事内容と言うことが少なく、工事をするまで未知の部分があります。

リフォームと言う範囲がどんどん大きくなっていく

「リノベーション」なる言葉が広まり、
これまででしたら建替えを検討するような現場でもリフォームを選択するケースが増え、住宅改修工事はどんどん工事規模が大きくなっています。

テレビ番組などでも放送されていますが、古びた住宅をほぼ骨組みの状態まで解体して、劇的にリフォームする場面をご覧になったことがある方も多いと思います。

まるで、リフォームで何でも出来るかのように錯覚させられそうですが、さすがに、まっさらに解体して建替えるよりは制限や限界がありますので、その点も踏まえておかねばなりません。

最近でこそ、スケルトンリフォームなんて珍しくなくなってきましたが、以前は木造住宅で大規模にリフォームすることは珍しいこと、未知のことでした。

リフォームの需要が増えていくについて、
つい、「リフォームで何でも出来ますよ」
と言いがちではないかと、注意しながらリフォームに携わっています。

過去の経験が生きるのがリフォーム現場

弊社では自社で新築やリフォームの営業から設計、施工、現場管理、アフターまで行っているため、現場全体の流れや住宅の隅々に至るまで把握してきましたが、そのことがリフォーム現場ではとても役に立っていると実感しています。

例え、経験がない工事についても、
すぐに「出来ません」ではなく、
出来る方法を検討し、調査し、相談し、探していきます。

もちろん、無理無茶は行いませんし、
自分たちの範疇を大きく外れることについても慎重に判断はしますが、
未知に挑戦することで、新たな発見、経験を得ることが出来ます。

次の挑戦はどんなことになるか楽しみです!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。