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家づくりのこだわりはどこにしますか

注文住宅を建てようと思っても、
最初に考えたご要望の全てを叶えられた方は多くは無いと思います。

時間の経過とともに「現実を知る」と言うことになるのですが、
だからと言って、ご要望が全く叶うことがないということは無いはずです。

全く叶わないのであれば、もはや、注文住宅ではありませんので、
計画全体の見直しをすることをお勧めいたしますが、
家をつくる際にここだけはこだわりたいというポイントはあるでしょうか?

私なら、間違いなく「長寿命」です。

家の大きさには限界がある

こだわりが難しいポイントの一つに「床面積」があります。

なぜなら、床面積には法令上の制限があるからです。
また、床面積は建設費にダイレクトに影響しますので、コスト面での制限にも関わります。

どうしても○○㎡以上の住宅が建てたい場合には、
その面積が建設可能な土地を手に入れるか、
または、予算を潤沢に準備するかが必要です。

性能には限度が無い

住宅には様々な性能があります。

しかも、それぞれ高い性能を求めようと思えば、
いくらでも求めることが出来ますので、
現代の最高性能を目指すことも可能です。

しかし、全ての性能を高性能にするにはコストに影響します。
一方で、基準ギリギリの性能だとしても、
20~30年前の住宅と比べると、どの性能も圧倒的に高性能です。

バランスを見ながら考えたいところです。

映えには限度が無い

自分のためだけではなく、
他人に良く見せたいという「映え」と言うご要望は、
いつの時代にもございましたが、
SNS全盛の現代は特に強いような気がします。

斬新なデザイン、目を惹くカラーリング、トレンドを取り入れた間取り、
アイディア収納、など、SNSを見ていると、
私一人では思いつかないような、新しい物が溢れんばかりです!

建築関連の雑誌やサイト、建築関係者のSNS以外は、
直接は参考にはしていませんが、間違いなく刺激にはなっています。

しかし、それらは各種性能との相性が気になる所です。

設備には限度がない

水まわりや電気設備などは、
良いものを選ぼうと思えば際限なくコスト増につながります。

しかし、毎日使用する設備機器はこだわった分だけ満足感も得やすい要素でもあります。

誰かが舵を取ってくれると安心

家づくりを進めていくうちに、気持ちがハイになっていくことがあります。

人生最大の買い物ですので、仕方が無いと思いますが、
弊社のお客様にはいらっしゃいませんが、
中には、数千万円の住宅ローンを借りた上に、
太陽光発電で数百万円、
新車で数百万円、
家具、家電・・・と次々に出費を重ね、
支払いに苦しんでいる方もいらっしゃるそうです。

ですから、
そんなハイの状態において、
自分以外の舵取りをしてくれる方がいると安心ですよね。

ご家族でいらっしゃれば一番いいのですが、
身近でいらっしゃなければ、
家づくりのパートナーである工務店などがその立場になって支えてくれたら安心ですね。

それもパートナー探しのポイントの一つですが、
見つけづらいポイントでもありますので、巡り合いになってしまうかもしれません。
一期一会って本当ですよね。
皆さまにも良い出会いがありますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。