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1万円でおつりがくる、至高の服

良い製品に出会ったとき、やっとシンプルになれる

世の中にミニマリストという言葉が流行って何年になるだろう?
僕はミニマリストではない。しかし、書籍を読む中で「服装はシンプルにしたい、毎日悩みたくない。自分に似合った飽きない服を着て、毎日同じ服装でもいい」と思った。

しかし、「シンプル」「ミニマム」「好き」がなかなか重ならない。
これだ!と思える製品にたどり着くのに数年かかった。

やっと、無印良品のオックスフォードシャツ、チノパン、モンベルのウィックロンのボーダーTに落ち着いた。

これらはものすごくお勧めできる製品である。
すぐに買うことをお勧めするが、流行の製品でもなく、季節ですぐなくなる製品でもない。ゆっくり検討して購入し、何年も同じものを買うことができるが、早くこの良さを味わってほしい。

やっとここへ落ち着いたが、やっぱりいくらシンプルにしたいと思っても、自分が納得できる製品でない限り、心のどこかにもやもやがある。

今はこれらを着ることは、「うれし~!」ではないが、安心できる。まったく不安がない。シンプルの秘訣は、良い製品に出会うことだ。

2位の掛け合わせ

これらの製品、価格だけ見れば、もっと安い製品があるし、機能だけみれば、もっと機能的なものがある。もっとシンプルなものもあるし、もっと自分の体形に合ったものもある。
しかしそのすべての面において、2番目、もしくは80点なのだ。
1位じゃなくても様々な面で合格点を取っていれば、トータルで1位になれる。
無印良品の理念に「これがいいではなく、これでいい」を目指しているとある。
その「これでいい」をすべての面においてクリアすると、自然と「これがいい」になっているのだ。

これまでの服装

服をシンプルにして減らしたい。と思う前も服装は結構シンプルなほうだった。

パンツはジーンズかチノパン。
シャツはブルーか白のシャツ、もしくはブルーのストライプ。
ニットはグレー系の落ち着いた色。
Tシャツはプリントものが多かった気がする。

仕事はスーツじゃなくても、結構カジュアルで大丈夫なため、私服と同じような構成で、黒いパンツや無地のシャツを選んで着ていた。

きっかけ

最初は仕事でシャツで過ごすことが大半だが、たまに汗をかくような場面があり、その時はスポーティなTシャツに着替えて作業を行っていた。

汗をかく時もあれば、かかない時もある。さらに言えば、そのまま暑い場所でほかの作業をするときは、シャツを着ることはなく、なんならスポーティなTシャツのままで作業をしたいが、チノパンに合わない。来客時にはちょっと具合が悪い。

こういった部分をどうにかしたいと思ったのが最初だ。
そこで目を付けたのがアウトドア用の服だ。スポーツ用ではちょっと柄が派手すぎる。落ち着いた色のアウトドア用の服で解決するのではないか?と調べまくってたどり着いたのが、モンベルのウィックロン素材。

モンベルのウィックロン

いわゆる機能素材で速乾性通気性吸湿性をもっている。さらにコットンのような風合い。あのスポーティなTシャツ素材と違って、見た目は綿のようであり、それでいて、汗をかいてもすぐ乾き、肌に張り付かない
さらに3枚を3年ほどローテーションで使っているが、まったくよれよれにならない。
僕はこのウィックロンTシャツのボーダーを着ている。このTシャツを着ていると、ほかのTシャツを着れない。快適すぎるのだ。

見た目が綿のボーダーTシャツならチノパンに合わせていても、全く問題がない。
これに行きついてから、仕事もプライベートも毎日着ている。
さらに価格も3300円とお手頃であり、とても長持ちだ。

いつも真夏の旅行は、1泊であってもTシャツを5~6枚持って行っていたのだが、半分以下でいい。汗をかいても不快ではなく、多少なら自然に乾いてしまうので、日中着替える必要がなくなった。また、ホテルで簡単に手洗いし、絞って部屋干しするだけで乾いてしまう。

無印良品のオックスフォードシャツ

Tシャツを1つの製品に絞ることができたため、次に手を付けたのはシャツだ。

どんな服装にも合って、清潔感を保てるように白シャツオンリーにしようと思ったが、さて、どのメーカーに絞ったらよいのか。

4つほどのメーカーのシャツを試していた。そこで「これがいい!」と思ったシャツは一番安価なシャツ。これを2年ほど着ていた。

この安価という部分に大きくひかれたのだが、2年ほど着て、ふと無印のシャツを着てみると、洗濯した後のシワが格段に少ない。なんてメンテナンスしやすいのだろう!と感じ、改めて着た感じを比べてみると、やはり無印が一枚上手だった。着心地、丈も問題ない。形もいい。値段は倍くらいしたが、2年経って無印のオックスフォードシャツに行きついた。

無印良品のチノパン

これは今年になって行きついた製品だが、やはり他メーカーに比べて、オーソドックスで形がいい。他メーカーでしばらく履いていたのは、年によって同じ製品でも形が微妙に変わってきて、しっくりこない。

また3シーズンは普通のチノパン、真冬は暖パンで乗り切ろうと思っていたが、そうすると2種類も納得できるパンツを探さないといけない。

気に入って履くことができる無印のチノパンと、寒い時期はタイツを下に履いて過ごすことにした。ユニクロのヒートテックが3段階あるので、それで調節するほうがいい。

さらにうれしいことに価格改定

無印はこの冬、価格を見直し、僕が気に入って着ているオックスフォードシャツもチノパンも1000円ずつ値下がりした。
シャツは1990円に。チノパンは2990円。
価格の面でも1位に詰め寄り、不安要素がまったくなくなった。

毎日の安心

休日も仕事も、この3種の神器をベースに、寒くなればインナーダウン、アウターを羽織り、フォーマル度によって、ジャケットを着てネクタイをする。

白シャツとチノパンなので、基本どんな靴もジャケットも合うのだ。
服装を考えなくてよくなり、節約もでき、なぜか周りからは「おしゃれ」と思われている。
清潔感もあり、楽な服装だ。
悪いことがまったくない。

3年ほどかけてたどり着いたが、僕と同じような考えの人は是非この3製品をお試しあれ。

あ、しかもこの3つとも、一度サイズが分かれば、ずっと同じ製品なため、ネットオンリーで購入できる。僕の場合は、チノパンの丈も買ったままでぴったりなのだ。