「喫茶アベニュー」ナポリ・タン訪 vol.1

最近は「旅」の目的が「食」へと変ってきている。
それにあわせて、ぶらっとカメラをもって出かける目的も、ひと昔前は「コスモスの季節」だとかそういった理由で出かけていたのだが、最近は昔の町並みや、やはり食べ物目的で出かけることが多い。

ならば、とことんひとつの「食べ物」を求めてカメラを持って出かけよう。ということで、様々な形態の飲食店で取り扱っていて、レトロや昭和な物が最近好きなこともあり、そんなレトロな場所に似合うナポリタン。
「様々なナポリタンを食べに行く」ことを理由に、カメラを持って出かける企画、「ナポリ・タン訪」。

記念すべき第１回目は、（もちろん熊本県）菊陽にある「喫茶アベニュー」。

初めて訪れたのだが、目の前の道は大学時代よく通っていた道だ。就職してからも数年に一度は通っている。
しかし、喫茶アベニューを認識していなかった。
それがいいのだ。
風景に自然に溶け込んでいる、昔からある喫茶店。

今回一緒に同行してくれたのは、ユキエさん。
彼女もまた老舗喫茶店みたいなところに興味があるという。

注文は決まっている「ナポリタン」。
セットにはサラダと飲み物が付いている。

喫茶アベニューのナポリタンは、鉄板で出て来る上に、卵の黄身がのっていて、ビジュアル面でも楽しませてくれる。
さらに、味は単にケチャップだけではなく、ピリッと辛味が効いている。スパイスだろうか、大人のナポリタンだ。

ナポリタンの最後の一口を口に運んでいるときに、食後の珈琲を持ってきてくれた。

ユキエさんもカメラを触るらしい。
「知識はないですが」と彼女。
彼女の構えるcanonのオートボーイがこの店に似合っている。

喫茶アベニューから少し移動すると、「菊陽杉並木公園さんさん」がある。広い整備された公園で、親子づれの憩いの場所となっている。

銀杏は散り際だったが、天気がよく、日差しが気持ちいい。