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初代仮面ライダーから、シン仮面ライダーに引き継がれているものは

全くもってただの自己満足な話なのですが、毎日note記事を書き始めて明日、2月16日で100日目になります(Filmarksの転載をせずに、という括りで)。元々コンクール入選作をお披露目したい、という動機で始めたnoteですが、それだけ置いていても誰も読まないだろうから、少しでも色々書いて人を集めよう、と毎日更新をやってきました。「毎日」を途切れさせないために他サイトでの映画感想文を写したりしていましたが、それをせずになんでもいいから毎日新しく書く!というのに挑戦し始めたのが去年の11月9日の、ここからだったんですね。

これを書いた時点では意識していませんでしたが、そのうち「100日チャレンジ」みたいな気分になってきて、とにかく毎日駄文を並べてきました。ようやく、ゴール出来そうです(笑)。

数字からの、こじつけで

という事で、99日目の記事は、近い数字である全98話の初代仮面ライダーについてです(強引)。それなら昨日じゃないのか、とか言われそうですが毎日その日に話題を決めていますのでこの辺ガバガバなのはご容赦ください。即興でどれくらい書けるか、という個人的な遊びでもあります。

昨年、シン仮面ライダーがキッカケで漫画版も読みました

思えば何度か記事に書きましたCSMタイフーンの購入から間もなく一周年を迎えます。今も部屋に鎮座しております宝物ですが、何かあったらコレで仮面ライダーに変身するぞ、と思わせる逸品です。
昭和仮面ライダーはデアゴスティーニのDVDコレクションを4年かけて買い揃えたのですが、DVDはともかく本のほう、一冊一冊は薄いながら各話の解説がデータと共に載っており、資料性はなかなかのものになっています。
久しぶりに第一号を読み返してみました。

ショッカー科学者役で、石丸博也さんが出ていたというトピックです
なにげに、マジンガーZより前なんですね

本郷猛を仮面ライダーに改造したばかりか、その後超合金Zのスーパーロボットに乗って機械獣と戦うとか凄すぎる人ですね、石丸さん。
そして、その上にある写真の緑川弘…博士ですが、演じていたのは野々村潔さん、とありますね…いえ、去年、一昨年から思っていたのですが…

塚本晋也さん、適役の極みだったと言えます
ちなみに庵野監督と同じ1960年生まれで、ウルトラQに影響され
映画制作の道に入ったとか。おそらく庵野監督とウマが合う方なのでしょうね

メチャクチャ似ていますね、令和版緑川博士と。しかし昭和版は悲劇の人と言われるのに令和版は諸悪の根源とまで呼ばれているのがもはや不憫です(苦笑)。応援上映のとき、相当罵声を浴びておりました…まぁ、漫画版「真の安らぎはこの世になく」を読めば無理からぬ事なのですが。
血は繋がっていないとは言え、娘は超可愛いので許してあげましょう(なんだそれ)。

当時のお値段、の衝撃

このDVDコレクションは、当時の商品を紹介するコーナーがありました。第一号は、仮面ライダー商品の代名詞、変身ベルトの玩具です。

この中身が見える箱、懐かしいですね

ベルト部分が旧1号の白なのに写真が2号、というツッコミは置いておいて、これこそ今も続くライダーベルト、最近はドライバーという名が定着しておりますが、その元祖なんですね。価格は、なんと1500円。
と、聞くと破格に思えますが、昭和46年は学生のアルバイト時給が200円台だった時代。今の物価に換算すると5~6000円ほどになりますか、実はそんなに変わらないんですね。

特撮が視聴率20%を越える時代。テレビが娯楽の中心だったことがわかりますね。ウルトラマンもですが、この時代に生まれていたからこそ現代にまで続くシリーズになり得たのかもしれません。

改めて、「シン」の凄さを知る

まだ円盤発売の情報がなくもどかしいシン仮面ライダーですが、ご存じの様に最初のクモオーグ戦、オリジナルの「怪奇蜘蛛男」の展開を極めて忠実にトレースしたもので、ロケ地も同じ場所であるなどのこだわりがあります。それでいて、このバトルシーンは大変格好良く見応えのあるものでした。

昨年から思っていたのですが、オリジナルの初代仮面ライダー第一話は今見ると、どうしてもチープ感が否めないものになっています。それが良さなのですが。
その第一話をリメイク、となると

・忠実にやると滑稽になり、コメディに見える
・格好良くすると、別物になる

というジレンマに陥りそうな代物ですが、シン仮面ライダーは忠実に再現し、それを格好良く見せているんですね。これは技巧だと思います。
何故それが出来たのかと言うと、庵野監督ご自身がオリジナル版をチープだとか、滑稽だとか思っていないからではないでしょうか。粗の目立つ昭和特撮であっても、本気で格好良いと思っている。そんな監督であればこそシン仮面ライダーのクモオーグ戦を撮れたのだろう、と私は思っています。

そして、そんな監督の感性が羨ましいと感じます。
私もそれを憧れとし、創作をやっていきたいなと思いますね。

一言、昭和のヒーローは格好良さに溢れています。

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