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Ado「unravel」に、世界が魅せられているというお話

先日、Adoちゃんの新曲としてカバー曲の「unravel」、MVが配信されましたね。

元曲は凛として時雨、TVアニメ東京喰種のオープニングだったそうで私は6月、大宮でのマーズ初日公演で初めて聴きました。その時は「シャウトすげぇ」くらいの認識だったのですが改めて曲の背景を知って音源として聴くと…

この曲、ヤバい。

って、なりました。

希望を越えて来た一曲

この曲、来月の「歌ってみたアルバム」に収録される訳ですが、当然期待値が跳ね上がりましたね。実は歌ってみたアルバム、曲目が発表された時ちょっとガッカリした部分があったんですね。
曲目が…

1・ドライフラワー
2・飾りじゃないのよ涙は
3・愛して愛して愛して
4・罪と罰
5・可愛くてごめん
6・ヴィラン
7・神っぽいな
8・unravel
9・ブリキノダンス
10・夜明けと蛍

の、以上10曲ですが、個人的に「あれがAdoバージョンで聴けたら…」と思っていた曲が無かったんです。
それは、元ボカロ曲ですが歌い手のまふまふ氏がカバーし紅白に出場した事で有名な「命に嫌われている。」です。

Adoちゃんはその表現力の幅が恐ろしく広く、まさにノンジャンル・アーティストな訳ですがメジャーデビュー曲の「うっせぇわ」がそうだったようにイメージとしては攻撃的なものがあります。スクリームがとにかく格好良いんですね。個人的に90年代、ヴィジュアル系バンドにハマっていた頃「女性ボーカルのこんなバンドって居ないのかな」って考えていました。私が認知していなかっただけかもしれませんが、その時思い描いていた「女性のロック歌手」に一番近いのがAdoちゃんでした。30年近く経って、
「ようやく出逢えた、女性歌手」
だったんですね。最初にこの「命に~」を聴いた時に、是非彼女の声で聴きたい!と思いましたしカバーアルバムが出るとなれば絶対入るよな、有名曲だし、と踏んでいたのですが…「あ、無い」って落胆でした。

ですが、この悲壮感溢れる激しい曲、の需要を満たしてくれるのがunravelでした。ひたすらに格好良い。願っていた曲はありませんでしたが、聴きたかったものには応えてくれた、という喜びがありました。

リアルウタ、がここにいる

このunravel、まさに本領発揮と言わしめるエモーショナルな歌声で聴き手の感情を揺さぶってきます。

私は実は「海外の反応」系の動画が好きでよく観ているのですが、このunravelのリアクションが今、Youtube上に沢山上がっています。

皆さん驚いているばかりか、泣いている人もいます。
今、インターネットのおかげですぐに世界中に音楽が届き、こうして海外の人の反応を見られるのはとても有意義だと思っていますが、これらのリアクションを観ていると、本当にFILM REDのウタのようであります。

電伝虫を通じて世界中に歌を届け、国を飛び越えてファンを作っていたウタそのもののように感じます。
そして、来年春にライブを行う国立競技場は、

実際に映画のワールドプレミアで、ウタがライブをした会場でもあります。
まさに劇中の歌姫と同じ、「本物」になりつつあるんですね。

ネット時代の最大のメリット

Adoちゃんの様な存在が世に出てこられるようになったのが、今の時代、ネット社会の良い所なのは間違いないと思います。
個人的な発信が容易になり、アマチュアとプロの境目が曖昧になっていることによる弊害もありますが、中にはこういうケースもあるので、それを享受する側としては純粋に喜びたいところです。ハイ、国立競技場メチャクチャ楽しみです(笑)。

どんな便利な道具も使う人間次第、とはよく言われますし負の側面に気を付けながら便利な時代を楽しんでいきたいですね。
とりあえず、国立競技場で眠らされて永遠に夢の中、というのは勘弁していただきたいですが(笑)。

昨年夏、初見の後に書いた感想です。
まさかこの後、ウタのライブに自身が参戦するとは思いもよりませんでしたね。
そういえば今日(11月19日)まで再上映もやっていました。
先日、轟音上映で一度鑑賞しましたが、やはり映画館のスクリーンで聴くAdoソングは格別でした。

…やっぱり、円盤買おうっと。

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