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牌遊びを覚えた頃の、二次元彼女を語る

私、諸星だりあは昭和生まれのアナログ人間ゆえに、本は紙を綴じているものだと思っており「電子書籍?そんなものが本だとでも?」という考え方をしておりましたが、昨年ネットの広告で見た漫画が気になって初めて電子マンガに手を出しました。
すると、昔読みかけのままいつの間にか完結していた漫画などを家にいるまま読むことが出来たり、「メッチャ便利だな!」という掌返しをかますに至りました。…まさに前時代的原人ですね。
その漫画と言うのがジャンル的に言えば麻雀劇画であり、読んでいなかった続きの部分が相当面白くて、「あぁ、リアルタイムで読んでおけば良かった」と思ってしまったりしました。

実はアマチュア雀士(※ただの素人です)

もう一回り昔の話ですが、地元で働いていた会社の人達と仕事後よく麻雀を打っていました。徹夜で打ったことも何度かあり、朝になったら一緒にパチンコ…みたいな博打まみれの生活をしていた頃があります(苦笑)。その頃その同僚に勝つために麻雀の勉強を割と真面目にしていました、お金を賭けたくはなかったので雀荘に行くまでではありませんでしたが(付き合いで行った事はあります)。
なので、腕前はさておき知識だけはあったりする頭でっかち麻雀打ち、が私です。麻雀を覚えたのは高校の頃で、ゲームセンターの麻雀ゲームをやるためでした…ハイ、もうお分かりかと思いますが、今はもう見られなくなった脱衣麻雀をやるためだったのです、欲望に正直な、思春期の動機。
ゲームの麻雀は、勝てるかどうかは機械の機嫌次第だと思っているので基本的なルール以上の知識は意味を為さなかったりするのですが…。
それで、念のために脱衣麻雀とは?説明しておきますと…。

対戦相手が女の子で、こちらが勝つと服を脱いでくれるというゲーム。

です、身も蓋も無い、野球拳のジャンケンが麻雀になっているだけのものです。90年代まで、ゲーセンの麻雀ゲーム=脱衣麻雀という感じだったんですね。完全にオッサン向けの娯楽だったと言っていいでしょう。

脱がせる対象ながら、心惹かれたのが一人…

90年代は色々な脱衣麻雀がゲーセンにあり、店の奥、薄暗いコーナーに女の子の艶姿が拝める、青少年にとっては刺激的な空間が広がっていたものです。そんな中で、私がこれをやる為に麻雀を覚えよう、と思ったゲームがあります。最近、Switchでも配信されている一番有名なシリーズと言っても良い、「スーパーリアル麻雀」です。

当然、私のSwitchには入っております

シリーズで7作目まで、その後対戦可能なVSなどが出たシリーズですが、高校時代に出ました5作目「PV」(ピーファイブと読みます、Pはパートの意味)が私の一押しでした。これのためにセガサターンを買った…というと言いすぎですが、動機の一つにはなっていました。
上のイラストの左側にいるショートカットの娘が遠野みづき、右のロングの娘が藤原綾といいます。見た目の通り、スポーティーなみづき、清楚系の綾、といった二人です。そして、真ん中にいるのがゲーム中でも最後に対局するいわばラスボス、早坂晶です。

私はこの晶に惚れていました。

単純に、ビジュアルが好みだったんですね

見た目は幼く見えるのですが体型はグラマーで、天真爛漫な性格ながらたまにオトナな発言もするという二面性を持ったキャラで、ゲームセンターでは会うのも難しいというところが魅力でもありました。

ゲームが進むと、段々本当の性格が出てくる…そんな所が好きでした

ちなみにこのシリーズ、数ある麻雀ゲームの中でも鬼の難易度なことで知られています。その例に漏れず、PVの最後の相手であるこの晶もコンティニュー無制限の家庭用でさえキレそうになるほど強かったです。具体的には、3巡目で倍満ツモとかバカツキ状態がずっと続いているような相手です。まさにラスボス。

そんな晶との、ひと夏の思い出

その後、セガサターンでこのゲームのキャラを使った恋愛アドベンチャーゲームが出たんですね。

「海へ」というシンプルなタイトルです

これは夏休みの間、海の家でバイトをすることになった主人公とそこに訪れたこのヒロインたちとの交流を描いたゲームです。私はもう最初から徹頭徹尾晶狙いでプレイし、一度エンディングを見たらそれっきりでした(笑)。しかしそれで大分満足出来たほど、晶絡みのストーリーが良かったんですね。なんと、失恋の傷を主人公が癒してあげる…というものでした。この上に晶と結ばれるエンディング…個人的にはこれでお腹一杯になったのを覚えています。今更、他のキャラも攻略しておけば良かったかな…とほんのり未練がないわけではないですが。サターン本体は家にあるので、またやろうかな…ソフトの再調達が必要ですね。

この早坂晶こそ、私に麻雀を教えたキャラといっていいかもしれません。
このシリーズ、今は別メーカーからアプリで展開しているようですが(元のメーカーは倒産したようです)、この頃の晶が今でも愛おしいと思っているアマチュア雀士の戯言でした。

ちなみに晶、後半は髪をほどいて急に大人っぽくなります
そこもまた魅力の一つです


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