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舞台リコリコ続編発表、リコリコ推しの軌跡を振り返ってみる

昨日、驚きの、そして待望のニュースが入ってきました。

舞台リコリコ、続編が発表されました。
思えば前回からちょうど一年、最近急に公式Xが蔵出し映像を出していたので「あぁ、一周年記念かぁ」などとノンビリ観ていたところに嬉しい不意打ちを喰らわされましたね。

最高の観劇体験だった、前作

前回、上演が始まってからの評判の良さに心動かされ、衝動的に観劇に赴いたのが1月11日でした。その時の事はnoteに綴っております。

もう、とにかく良かったと褒めちぎっていますが、最後にちゃっかり第二弾もありそう…などと書いています。この時、そんな確信があった訳ではないのですが(笑)。とにかくこの舞台リコリコは原典であるアニメを大切に「千束、たきながそこに居る」感じを見せてくれる、素晴らしいものでした。それは千秋楽まで満員御礼だったことが証明していますし、今回続編が決定したのも自然な流れだと言えるでしょう。
当然、後で観直したく半年後に発売されたBlu-rayも購入いたしました。

こちらもメイキングはじめ特典たっぷりで大変見応えがありました。収録されているのは千秋楽の最終公演ですが、日替わりで違った場面を全公演ぶん収録しているので、ある種キチンと完全網羅している商品です、「コンプリート」に惹かれる人間なので満足度は高かった。
生で観劇の上、映像ソフトもマイライブラリに入っている、大好きな舞台。
それが昨年の思い出の一つ、舞台リコリコですね。

三次元化の至宝として記憶せよ

今回、私のような体験した人間にとっては待望の続編な訳です。そもそも前作が原作であるアニメの前半部分だったので、7話から最後までも勿論観てみたい!と思うのは当然でした。
しかし、少し不安だったのは、再度の舞台化において前回も上演前に散見された拒否反応に晒されていないか、というところでした。リコリコは、新作アニメの制作が昨年発表されていながら未だ続報はないまま。この状態で舞台の新作と来れば「舞台はいいから早くアニメを」という声が挙がるのはなんら不思議じゃないからです。

公式Xのポストについた反応を観ると…
そんな心配は杞憂でした。
ご覧いただければ判りますが、「待ってました!」「凄く楽しみ!」「絶対行きます!」という好意的な反応ばかり。「なんだ舞台かよ」といった声は見た限り、ありませんでしたね。
これは前作の評価があってのものだと思いますが、まだまだ新しい作品であり出来の良い舞台だったことがファン層を広げる事に成功しているのを如実に感じさせるものでした。ここまで、否定的な声を聞かないのも逆に凄い。

当然といえば当然ですが、次の舞台も脚本、演出、メインキャスト全員続投とあります。正しい「続編」が観られると聞けば前作ファンは胸躍らないわけがないでしょう。
そして、漫画、アニメを三次元化する企画は世に溢れていますが、それの理想形の一つとしてこの舞台は挙げられて良いと思っています。作品への愛情、敬意。それらを持つスタッフ、キャスト陣の実力、安定感。舞台ならではの客席との連帯感。他の三次元化作品が学べるものが詰まっていると断言します。「これはちょっと…」な意見が僅かにでも出る作品ならば、この舞台リコリコに倣うべし、と言いたいですね。

どの作品に、とは言いませんが…。

いやホントに(笑)。

原則としてとても面白い、リコリコ

まず舞台が良いものになる前提として、原作であるアニメリコリコが名作であることも忘れてはいけません。私自身現行のアニメ番組として円盤を全巻リアルタイムで追って買い揃えた作品は初めてだったんですね。

では、ここまで惹きつけられたリコリコの何がそこまで良かったのか…と振り返りますと、まぁ色々な要因があって…

・アニメな設定と現代劇のリアル感が程よく融合している
・千束の生命に関わるサスペンスと、それに伴うたきなの変化がドラマチック
・OP「ALIVE」、ED「花の塔」がそれぞれ名曲である
・敵である真島の主張にも筋が通っており、社会派ドラマの側面もある
・日常パート、戦闘シーンのバランスが良い上に各々クオリティが高い

まだ二年前の新しい作品ながら、放送当時からネット上で見られるファンアートの数は往年の作品と遜色ないほど質・量ともに充実していましたし、アニメ終了後も毎週土曜の夜に、存在しない14話以降の実況ツイートが流れ「集団幻覚」と言われていたのは有名です。二期、という形になるのかどうかは定かではありませんが、新作アニメ発表の暁にはまた大きく盛り上がることでしょう。

個人的には、ダイナゼノンも好きなので千束&たきなのやり取りを聞くだけで楽しかったりする作品なんですね。
で、ぶっちゃけると、

千束とたきな、可愛いでしょう!

もうそれだけで推すに値するアニメです。安済知佳さん、若山詩音さんの実力もさることながら、あざとさのない百合模様…それが一番の魅力だと思っています。

もちろん、次の舞台も観に行きます!

こんな見た目で最強。
好きにならない訳がないのです

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