Happy ending ~あなたの本当の笑顔が見たかった~ 本当のHappy ending
Happy ending ~あなたの笑顔が見たかった~ シリーズ
私は4日間くらい、Kくんの幻想にとらわれていた。
あー彼とこんな風に過ごしたかった!
私がこうやっていたらあの人と付き合えたのに!
そう思い詰めて悶々と生きていた。
だが、その煩悩も急に無くなった。
今は、なんで彼のことがそんなにも好きだったんだろう…
彼との思い出も思い出せない。
彼の顔もよく覚えていない。
何故これまで私が変わったのか、
それはKくんと私のお互いの執念を取り払ったからだ。
このシリーズの最後は、
Kくんと楽しくお付き合いしている様を書きたかった。
けれど、その内容も何もかも思い出せない。
私はKくんを忘れて、どう生きればいいんだろう。
Happy endingを書けなくてどうすればいいんだろう。
ある人の言葉、
これはKくんと私の執念を取り払った人の言葉だ。
「自分の幸せだけを考えなさい」
私はKくんとお別れしてから、いつまでも心が繋がってると思いこんでいた。
それが私の執念だ。
そう思わせたのも、Kくんの私に対する執念もあるのかもしれない。
私は煩悩から離れ、邪念が取り払われ、
本来の自分に戻れたら、こんな答えが出たのだ
「私は私で幸せになるから、君はご勝手に!」
完全に思いは無くなった。
恋愛だけが幸せでは無いし、誰かを一途に一方通行に思い続けること自体が今の私の幸せを邪魔する。
だからこそ私は、ひょんなことから出会った人を大切にしようと思う。
愛として関わるのではなく、心で関わることによって、その人は最高のパートナーになるかもしれない。
息詰まったら、
目を閉じて、
深呼吸して、
五感を用いて周囲に意識を向けよう。
内観を鍛えることによって表現力が身につき、人の心がよく分かる。
心と心を通わすパートナーを見つけるために。
それが一番のHappy endingだ。
あなたとの幻想を過ごすのではなく。
さようなら。
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