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儚い短編小説集

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noteひと投稿分の短編小説を書いていきます。 長くてもPart4までにしよう。 私なりの愛の形、生きていくコツなどなど、小説にして言葉を編んでいきます。
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2023年11月の記事一覧

Happy ending ~あなたの本当の笑顔が見たかった~ 本当のHappy ending

Happy ending ~あなたの本当の笑顔が見たかった~ 本当のHappy ending

Happy ending ~あなたの笑顔が見たかった~ シリーズ

私は4日間くらい、Kくんの幻想にとらわれていた。

あー彼とこんな風に過ごしたかった!
私がこうやっていたらあの人と付き合えたのに!

そう思い詰めて悶々と生きていた。

だが、その煩悩も急に無くなった。

今は、なんで彼のことがそんなにも好きだったんだろう…

彼との思い出も思い出せない。
彼の顔もよく覚えていない。

何故これ

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Happy ending ~あなたの本当の笑顔が見たかった~ Part3

Happy ending ~あなたの本当の笑顔が見たかった~ Part3

それから私は何度も彼と会い、行為に及んだ。

彼はご飯を食べてる時や、
話してる時、
なにか私がドジをしてしまった時とか、
決して笑わなかったのに、

行為中に私の顔を見て、ニコニコと微笑んでいる。

私の顔は、彼を映し出してる鏡なんだろう。
そう理解出来た。

俺が花梨ちゃんを気持ちよくさせてるんだ。

それは単なる空虚な支配欲だと思った。

彼はとにかく、セックスに依存していた。
快楽に溺れ、

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Happy ending ~あなたの本当の笑顔が見たかった~ Part2

Happy ending ~あなたの本当の笑顔が見たかった~ Part2

それから私は次の日に彼に会いお食事を楽しんだ。

すると彼はなんだか照れそうな顔で、ビニール袋に包まれた何かを差し出した。

「これ、花梨さんがやりたいって言っていたゲーム。部屋にあったから持ってきた。返すのはいつでもいいよ。」

それは、私がやりたかったニンテンドー3DSとそこにはいってるドラクエのゲームだった。

「嬉しい!ありがとう!!すぐに遊びたいなぁ!!…でもどこでやればいいのかしら??

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Happy ending ~あなたの本当の笑顔が見たかった~ Part1

Happy ending ~あなたの本当の笑顔が見たかった~ Part1

カーテンの隙間から木漏れ日が差した瞬間、
私は目を覚ました。
私は彼に抱きしめられながら寝ている。
彼は寒がりな私を温めているんだと言ってるんだけれど、実は自分が目が覚めて最初に見えるものが私の笑顔がいいからだ。
私が逃げていかないように、抱きしめているのだ。
それに気づいているよ。

彼は音に敏感だから、私が音を立てるとすぐに起きてしまう。

申し訳ないと思うから彼が目覚めた最初にみえる姿は

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