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小雨の様な想い
雨は癒し。
しとしとと降りしきる雨を聞く休日の目覚め。その音を聞き、僕はいつも冷静に思う事がある。
真夏の時に見る青空。眩く注ぐ太陽の光が妙に眩しいと感じるのは、僕の心が嫌に貧しく、やけに乏しい。そう思うから、思ってしまうので、やはり晴れた日は好きに思えない。
でも、世の中の方々は雨の日を嫌う。それに合わせて僕も意見する。
今はそれが正しいとも思う。いや、むしろ何とも思わなくなっている。もしかするとどうでもいいと思っているのかもしれない。
昔はあれだけこだわっていたのに、もう何んとも思わなくなってしまったのは何故だかどうして。。。
雨は癒し。
水滴が落ちるのを下から眺めている。足元に落ちる水滴はやがて広がり、靴を濡らす。
誰かが迷惑とも思わず、降りしきる雨。
夜中に突然聞こえてきた雨の音に僕は何故だか気づいて飛び起きた。今日は休日。特に起きる予定はないはずなのに…。
扉を閉めているにも関わらず、激しい雨音。敢えて扉を少しだけ開け、音を聞く。
やはり、心地よい。
ケトルに水を入れ湯を沸かす。湧く音、音、窓を叩く雨音。水が湧く音。小さな僕の騒めく音。
カップに注ぐ水の音。すする自身のコーヒーの音。音、音、音。。。
僕の生活。ずっと続けている音。好きな音。雨音。
気がつけば遠くに思えてしまった過去の音。耳をすませば、未だに近くでなっている。そんな気がする。
忘れてしまいたい、忘れられない。過去の音と、薫り、温もり。
窓に見えている降りしきる雨模様。美しくも悲しく思えてしまう。
忘却して、忘れ去って、捨て去って、、、
未来を迎えよう
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