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days 自己嫌悪の夜

遠ざかる声で目が覚めた夢はいつか見た物語繰り返していた

苦しさ紛れに掴んだ今は昔の古傷広げるだけで

いくつの唄が生まれただろう いくつの夢を裏切り

目を瞑ればあの懐かしき日々が笑いながら過ぎる

セピア色の影 浮かんでは消える 風に揺らめいた花弁のように

ガラス細工のひび割れた心 埋めたその先は自己嫌悪の夜

届かない声がこだまする たくさんの影を背負い

疲れかけた羽根も外せずに汚れた顔のまま生きる

消したくても消せない記憶 閉じ込められた言葉

相変わらずに僕は壊れたままで

一度きりの夜は街の媚薬にやられ さみしさ紛れのkissは切ないだけで

勘違いの愛抱きしめた 悲しいくらいにおぼれ

涙の夜ほど恋しくて罪悪感と共に落ちた

いつも瞳の奥で笑う無邪気な君の顔 掴みかけた幸せは幻なのかい

造られた心を重ね 震える快楽に溺れ

嘘なら冷めてくれないか あの日の記憶

空回りする気持ち 偽りだらけの愛は まるで死に怯えている子供のようで

さらわれた欲望は今の僕を締め付けた 残された悲しみを時に任せて


 

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