リモートワークについての考え方と取り組み:株式会社ストランダーの場合
弊社ストランダーでは、リモートワーク制度を取り入れています。
コロナ禍になる前からリモートワークが主と言っていい働き方を続けているのですが、実施するにあたりルールを定め、改善し続けてきました。
以下が現在のルールです。
人によっては「えぇ…」という感想を持たれるかもしれません。
なぜこうしているかは後述します。
株式会社ストランダーのリモートワーク時のルール
業務開始、終了時、離席時に必ずチャットツールで宣言すること。
チャットツール等で呼びかけられたら可及的速やかに反応をすること。レスが無いのはNG。(最もやってはいけないこととしており、査定に影響します)
常にビデオ通話に参加できるようにしておくこと。
会議時にカメラOFF、音声だけ聞いている、はNG。
出社日にはきちんと出社すること。
困ったことがあったらすぐに声をかけること。
なぜこのようなルールにしているか
私は、仕事の質を上げるためにはコミュニケーションの密度はとても重要と考えており、オフィスなど同じ空間で仕事をすること以上に密度が高いコミュニケーションをとる方法はないと考えています。
とはいえ、リモートワークにはたくさんのメリットがあります。
往復の通勤時間がなくなることや、各々にとって快適であろう環境で仕事ができること、好きな場所に住めることなど、高い合理性があることは間違いありません。
ただ、働いてくれている社員のワークライフバランスが良くなるリモート勤務を前提としても、仕事の質を担保するためにはオフィス出社の良いところを無くしてしまうことは避けなければなりません。
そのために大事なポイントは「リモートであってもコミュニケーションの密度を下げないこと」であると判断し、先述のようなルールを作っています。
1~6までのルールを定めている理由
仕事をしているかどうかがわからなければそもそもコミュニケーションが取れません。
「レスが無い = ホウレンソウを待たせる」ということになり、時間のロスが発生します。すぐ対応できない場合は「〇〇時まで待ってね」などでもいいので返答すべきです。
社員同士とはいえ、相手の表情を見ることはコミュニケーション上とても重要な情報を得ることになります。必要なミーティングはすぐ開始できるようにしておかなければ時間のロスが発生します。
必要ないスタッフを会議に集めたりはしません。よって、コミュニケーション上必要な情報を遮断してはいけません。
週に1回でも直接顔を合わせて仕事をし、昼食やコーヒータイムを共にすることも重要です。雑談などを通じて気心が知れてくると、コミュニケーションの質が上がります。
2にも通じますが、わからなくて仕事が進まないけどリモートワークなので確認しづらい、という状況は絶対にないようにする必要があります。
弊社では、残業時間がゼロとまではいかないまでも、平均すると一人あたり月間5時間前後となっています。
その理由の1つとして、意味のない待ち時間の発生を無くすなど、リアルタイムかつ十分なコミュニケーションをとって時間のロスが発生しないようにしていることがあげられます。
一方、週1度の出社時にはちょっとした雑談などをたくさんしてもらいたいと考えていて、これは無駄にはならないという考えです。
※遠方からリモート勤務している社員は3か月に1回ほどの出社です。
ルールを定めてまでリモートコミュニケーションを大事にする理由
最後に、私がなぜ密度が高いコミュニケーションをとらないと仕事の質が担保できないと考えているかという事についてです。
割り当てられたタスクを一人で黙々とやっつけていけばいいじゃないか、という考えもあるかと思います。
理由は、「会社は個人の集団だから」です。
異なるスキルを持つ個人が集まって成り立っている会社の目的はなにか、と考えたとき、一丸となって質の高いものを作り、必要な人にそれを知らしめて、買っていただき、売上と利益を上げる、ということに帰結します。
ひとりではできないことに皆と協力して取り組むことで、高い質を生み出すことができると考えています。
コミュニケーションが必要ない、取りたくない、という考えが強いのであれば、会社に所属せずひとりで成果を出せばいいのです。それは何も否定しません。
私の会社は、チームでパフォーマンスを出す方法を模索する組織でありたいと思っています。
各々の得手不得手があるのは当たり前です。
それをお互いに認めあい、協力して成果を上げる組織作りをこれからも続けていきます。
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