この映画観た?「ヒメアノ〜ル」(2016)
ダダ・センプチータという劇団に所属しているサトモリサトルと申します。
俳優をやっております。
5月に行われる劇団の本公演に向けて、主宰であり作演の吉田から「宣伝を兼ねて劇団員によるnote企画をやります!」といきなり言われ突如始まりました。
ダダプチ(ダダ・センプチータの略称。覚えてね)劇団員は育休中のメンバー含め4人いるのですが、それぞれ週一のペースで自分の担当曜日に投稿していくスタイルとなっております。
僕は水曜日担当です。
因みに僕個人もnoteアカウントを持っております。
コロナ1年目のステイホームの時期にアカウントを作ってしばらくやってましたが、最近はすっかり放置気味…
この劇団noteは公演終了までの期間限定の予定ですが、その後は個人アカウントも動かしていきたいな…(が、頑張る…!)
もしよろしければそちらもフォローなどしていただけたら大変嬉しいです。
サトモリサトルnoteアカウント
さて、この劇団note企画、テーマは何でも良いらしいのですがこれが逆に難しい…
というわけで僕は、noteのハッシュタグ企画に乗っかることにしました!
これだったら我々を知らない人達に読んでもらえる確率も少しだけ上がりそうだし。
ハッシュタグの中からこれなら書けるぜというのをピックアップして書いていきます。
さて、記念すべき第1回目は #映画にまつわる思い出 です。
思い出というより昨日観た映画の強烈さを記しておきたいと思ったのでこれにしました。
観たのは2016年公開の『ヒメアノ〜ル』(吉田恵輔監督)です。
古谷実さんの同名漫画が原作(稲中卓球部の方ですね)。
U-NEXT,Hulu,Netflixで観ることが出来ます。
主演は公開当時、まだV6のメンバーとして活動していた森田剛さん。(すみません、以下敬称略します)
いやもうこれがとんでもないバケモノ級の芝居をしていて度肝を抜かれました。
めちゃくちゃ簡潔にストーリーを説明すると、森田剛演じる森田(そうなんです)が人を殺しまくって最終的に逮捕される話です。
これが本当に息を吸うようにどんどん人を殺していくわけです。
そして僕ら視聴者はそれをただひたすら見つめることしか出来ない。
因みにR15+で、結構残虐なシーンが多いので苦手な人は気をつけてください。
僕はグロが結構苦手なのですが本作に関しては大丈夫でした。
僕の大好きなドラマ「ランチの女王」(懐かしい!今Tverで観れます!)でも結構ヤバめな狂犬の役を演じていた森田剛ですが、本作ではそれを遥かに凌駕するような狂気と恐ろしさを身に纏っていてとにかく凄いです。
現代の日本の俳優で1番怖いのって森田剛なんじゃないだろうか。
それぐらいトラウマ級に恐ろしいです。
でも最後に見せる表情のあまりの無垢さに、彼は本当は可哀想な人なのかも…ってちょっと同情の余地を与えてくる所も凄い。
詳しくは本編をご覧ください。
観た後にドッと重いため息を吐いてしまうくらいヘビーな映画なのですが、こういういわゆるシリアルキラーものが僕は結構好きなんです。
何故かというと、今自分がいる現実とかけ離れているからこそフィクションとして安心して作品世界に没入できるからだと思います。
そして、色々あるけどこの映画の中で描かれていることに比べたら自分の今の小さな悩みなんて屁でも無いなって少しポジティブになれたりしちゃう。
勿論実話をベースにした作品だってあるし、あくまでも現実として自分の身の上に起こりうる可能性も有り得ると認識した上でですが。
昔は日常を淡々と描いたゆったりほっこりみたいな作品が好きだったし、勿論今でも好きではあるのですが、観た後に満足感を感じたりこういう風に語りたくなるのはズシンと重たい感触の映画に変わってきたなあと思います。
これは俳優あるあるだと思うんですけど、直近で観た作品にめちゃくちゃ影響されてそういう作品をやりたい!ってなるんですよね。
思えば俳優になってからまだ1度も殺人犯の役というものををやったことがない気がします。
いつかやれる機会があると良いな。
めちゃくちゃしんどいと思うけど。
でも挑戦してみたいです。
そして、最初の話に戻りますが5月に「踊れない夜の嘘つき」という演劇作品を上演します。
「ヒメアノ〜ル」とは真反対のでたらめナンセンスラブコメです。
もしもご興味あれば是非。
皆さんのおすすめ映画とかあれば是非コメントください!
それ以外でも質問やこういうこと書いて欲しい!みたいなのも大歓迎です!!
それでは、また水曜日にお会いしましょう。
○公演概要○
ダダ・センプチータ
「踊れない夜の嘘つき」
日時
2024年5月
4日(土)15:00/19:00
5日(日)15:00/19:00
6日(月)13:30/17:00
会場
カフェムリウイ
(世田谷区祖師谷4-1-22-3F)
チケットご予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/yiopgqv
※役者個別の窓口はございません
予約 3500円
当日 4000円
U-25 2000円(受付にて年齢のわかる証明書をご提示ください)
※別途ドリンク代を頂きます
作・演出
吉田有希
(ダダ・センプチータ)
出演
サトモリサトル
梁瀬えみ
(演劇ユニット マグネットホテル)
(以上、ダダ・センプチータ)
尾形悟
(演劇ユニット マグネットホテル)
宇都有里紗
大村早紀
制作協力・当日運営
木村優希
(演劇ユニット「クロ・クロ」)
音響・照明
小林和葉
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