そうじ 208
子ども達の謙虚な心を育てたいのであれば、そうじをする習慣を教えてあげましょう。
そうじは精神修行でもあり、そうじを通じて、清らかで清潔な心が保たれるのです。
日本の様に、学校で校内の掃除を児童が行なう国は、世界的に見ても珍しいそうです。
もし完璧な清掃を求めるならば、プロに任せた方が確かに良いのでしょうが、清掃活動の教育的効果は大きく、日本の小学校では教育活動の一環としてもしっかりと定着しています。
新学習 指導要領では、「日常の生活や学習への適応及び健康安全」において「勤労観」を養う 観点から「 清掃などの当番活動等の役割と働くことの意義の理解」が加わりました。 学校生活において行われている清掃などの当番活動について、改めて重点が置かれたのです。
一見面倒な掃除ですが、掃除をすることにより、子ども達にとっても次のような利点があります。
①無くし物、忘れ物が減る
掃除をすると、不要な物が少なくなり、物を見つけやすくなるため無くし物や忘れ物が少なくなります。学校に持っていくべき物が見つからず、いつまでも探して遅刻をすることもなくなります。
②公共心が身につく
汚れは、自然と取れるものではないとわかれば、掃除をする人の事を考え、できるだけ汚さないようになります。また、自分が汚してしまったとしたら、自分できれいにするようになり「自分のことは自分でやる」といった自立心を養うことができます。
今の日本では、周囲に迷惑をかけている人がいてもその事をなかなか指摘できない風潮があるため、公共心を自然と身につける事が難しくなっています。「家庭」を一つの社会と考えることで、家の掃除から公共心を学ばせてください。
③あらゆることを確実に、速くできるようになる
身の回りの掃除をすることによって、心が落ち着き作業のミスが少なくなるため、作業効率が格段にあがります。集中力が身につき、成績アップも見込めるのです。
④責任感が養われる
家事の一つである掃除を体験させることによって、家事の大切さを実感し、さらに自分は家庭の一員であるということを自覚させ、責任感を育みます。
子ども達は、自分も家族の一員であることがわかれば、他の手伝いもすすんでできるようになります。
子ども達が小さい頃から、掃除は分担制にして、担当と責任を与えてみてください。
動機づけのためには、最初は、お風呂掃除1回100円など、ゲーム感覚でお小遣い制にしてみてもいいでしょう。
また、大掃除のあとも、日常的に掃除をするように声をかけてみましょう。
そして、それを習慣化させましょう。そのためにはまず、小さな事から習慣化させる事が重要なのです。
子ども達の謙虚な心を育てる為にも、日頃から両親が積極的にそうじをして、家の中を綺麗にすることが当たり前の環境で生活をしてください。
子ども達も自然に、綺麗な環境を好み、そうじをすることが当たり前になって行く筈だからです。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?