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ここ最近の松本山雅FCについて

ウダウダと戦術について分析したり、ダラダラと己の心情をぶちまけたりはせずに、
簡潔に松本山雅FCについて書いてみようと思う。

やっぱりというべきか、予想通りというべきか、我が松本山雅FCがJ1で苦戦している。
J2優勝とはいえ、ぶっちぎりでもなく、むしろ薄氷の優勝だったわけだから、悠々と勝てるわけもないのだが。
それに相手だって、「昇格組には負けられない」と思っているに違いない。
勝ち点のATMだと思って、本気で挑んでくる。

とはいえ、去年の終盤に比べて、圧倒的に何もできてない。
元々得点力がないのに、今シーズンはもっと点が取れていない。


ルヴァンを除き、リーグ戦はすべてリアルタイムで観てきたが、特に第4節広島戦と第5節川崎戦にまずい兆候が表れていることに気付いた。
それは、消えている選手があまりにも多いということだ。

J2のときは、それなりに連動した攻撃や守備をすることができていたように思う。
例えば左シャドーのセルジーニョにボールが入ったとき、パスの選択肢がいくつもあった。
左に開いたイシに出してもよし、トップの高崎に出してもよし、サイドを変えてもよし…
それを1試合で複数パターン試すので、試合の実況で名前が挙がらない選手はいなかった。
これはディフェンスもそうで、ビルドアップの質に難はあったものの、攻撃に顔を出す機会もあった。

それが今では、消えている。
先の川崎戦はそれが顕著で、例えばセルジーニョにボールが入っても後ろに戻すことしか選択できず、この局面でプレーに絡んだのは宮阪とパウロの両ボランチだけだった。
レアンドロ・ペレイラのポストプレーも、ボールを収めた後の出しどころがないので、すぐに相手にインターセプトされる。
そのため、「大然どこいった?」「高橋の攻撃は?」と言った状況になる。

攻撃にバリエーションがないためシュートに至らず、結果コーナーキックもほとんどなかった。
そうするとセットプレーで存在感を発揮するディフェンス陣も、守備一辺倒になる。
実際、色々な局面で存在感があったのは、エドゥアルドだけで、メロは何をしていたかもあまり覚えていない。

後半30分頃からこの状態には改善が見られたが、時すでに遅し。
2点リードの川崎は“締め”にきていたし、途中で変わってしまった田中碧をはじめとした守備陣が素晴らしい働きをしていて、全く得点の匂いがしなかった。

この兆候が改善されないと、本当にズルズルといってしまう可能性が高い。
とはいえ、次の第6節はイニエスタ擁する神戸である。
当たり前だが、なかなか勝てる相手ではない。
弱点があるとすれば、守備に難があることだろう。
神戸の第5節G大阪戦は、3-4と攻撃に全振りしたサッカーで勝利を収めた。
神戸の試合は開幕戦を見たのだが、守備からのビルドアップがあまり得意ではなく、イニエスタが下がり目で受けざるを得ないシーンが多々見られた。
おそらく山雅が勝つためには、ここをどう突くかがポイントになる。
第3節浦和戦のように、高い位置から連動してプレッシャーをかければ、チャンスがないわけでもないだろう。

山雅にとって、J1には格上の相手しかいない。
短時間でどれだけ改善することができるかが、今後の勝負になる。
イニエスタを見つつ、我が松本山雅FCの改善にも大いに注目したい。

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(noteで初めて、マジなサッカー記事を書いた気がする。これから増えるようなら、新たにマガジンを作って、そこに格納しようと思う)

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