見出し画像

はじまりはトラブルがつきもの

ウーバーと出前館に続けて、自社サイトもオープンした。

num_pang_sandwich

これがかなり皆んなにすげーとかなって、驚かれるが、もともとIT屋であったため、むしろこちらのほうが簡単で、仕込みとか店舗作業の方がはるかに個人的には大変だった。

狙いとしては、グーグルマップで検索してくれたお客さん、ないしはSNSで見てくれたお客さんの誘導先である。

webでのSEO(なるべくウェブ上でみんなに見てもらえるように検索の表示順位を上げる施策)をしようとも思ったが、ローカルなターゲットにしか訴求しても意味がないため、僕らはチラシを作ってひたすら配って、そのチラシのQRコードからサイトに飛んで注文できるフローを作った。

チラシはデザイナーの知り合いに作ってもらったがやっぱりデザイナーの威力はすごいといつも感じさせられる。

↑この上のQRコードのフォームか電話で注文。

フォームなども即席での開発のため、グーグルアンケートで妥協。なんとも雑な作りである。

そこに入力してもらうと、僕たちの普段使っているslackというチャット共有アプリに飛んできて、注文の確認ができるようにするという流れだった。(普段は注文が入る時以外パソコン作業でslackをずっと見ているので、すぐに注文を確認できた)

こんな感じで注文が飛んでくる。

ここまではすこぶる順調にできた。

実際にこのチラシ経由で注文が入ったのはとても嬉しく、自分たちでお客さんを獲得した喜びがほかのPFを使うよりはるかにあった。

しかし、同じくトラブルも起こる。

ちょうど繁忙時間帯の12時ごろ、出前館とUberEats と電話が交互になり、厨房と配達で全員が席を外していたときである。そっと、このウェブ経由で注文が入ったのである。

あいにく、ほかの出前PFと違って音が鳴らないから誰も気づかない。

そのまま1時間放置したころに、お客さんからまだですかという電話。

3人でその時は戦慄した。

急いで作って届けたものの、おそらくあまりよい気分ではなかっただろう。

また、電話注文で受けたお客さんのマンションの番号を聞き間違いして、電話番号を控えなかったせいで、届けた先でなかなかマンションの部屋を見つけられず苦労した

そんな失敗をしながらも、毎日課題を解決して少しずつチーム全体で成長していった。

1週間ずつで一日の平均売り上げを約5000円ずつくらいあげていけるようになり、目標とする1日6万と数字に向けて着実に積み上げていった。

ただ、それでも圧倒的に注文の成長の伸びがが少ない。もっと早く売り上げを伸ばせないだろうかと思う日々が続いた。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?