だーたけ

広島県出身。2人娘の父。フリーランスのコピーライター。企業やお店のコンセプトを言葉にしていく仕事が多いです。クライアントワーク以外では、現在「命名レター」という活動をしています。都内在住。

だーたけ

広島県出身。2人娘の父。フリーランスのコピーライター。企業やお店のコンセプトを言葉にしていく仕事が多いです。クライアントワーク以外では、現在「命名レター」という活動をしています。都内在住。

マガジン

  • 命名レター展 2020

    子どもにつけた名前の意味や、出産のエピソードなどをヒアリングして1篇の手紙にしています。2018年春から始めた、父親コピーライターの活動です。5月に作品展を予定してましたがコロナの影響で白紙となりました。いろいろ考えを切り替えて、このnoteのマガジンを会場にオンラインの「命名レター展」を開催しています。

  • ポケットサイズの応援団

    サッカー好きやJリーグ観戦が好きなサポーターを応援するために作ったコースターです。試合延期が続くこのタイミングでまとめてみました。

最近の記事

#36 Name is Lisako

36人目の命名レター。りさこちゃんママに取材をしました。 未来のことは、わからない。 だから、世界はおもしろい!経営者としてバリバリ仕事をする方なので、どのような思いを持っているのか楽しみでしたが、とってもチャーミングなエピソードばかり。お互いに手を打って笑いながら話が進みました。 印象的だったのは「あ」から順番に連呼する話を、りさこちゃん自身も大好きだということ。まさか、そうやって名づけたと思わなかったのかな(笑) 言葉遊びような会話を楽しむ親子の姿が思い浮かびます。

    • #034 Hana / #035 Kenshin

      今回の命名レターは、姉と弟。ママに話を聞きました。 おなじなようで、ちがって見える。 ちがって見えて、おんなじみたい。お決まりの質問で聞けたのは、出産のドラマと名前にまつわるエピソード。当然のことながら、どれも深い愛情が垣間見れる話でした。国際結婚だろうと、やっぱり違わない。想像したとおり、おんなじだ。それが率直な感想で、そんな当たり前の収穫が嬉しかった。 よく賢い感じの人から「当たり前を疑え」と言われたりしますよね。この言葉、使うべき文脈の中では、しっかり正しいと思います

      • #033 Name is Isana

        33人目の命名レター。取材をしたのは、いさなくんパパ。中学からの同級生で、いまは大阪でオンライン型の英会話スクールを主宰する友人です。 まったく意味とか込めてないねん。とパパは言うものの、大好きな動物が名前の由来です。それなら「大好きだ」ということを記しておくのもいいかもしれない。と、取材しながら感じたことを提案しました。 人生は楽しむためにあるらしいぜ!?これは、へこんでいる人をグッと引っ張り上げてくれるような、元気な言葉だなぁと思いました。「だけど、ムリして楽しまなく

        • #032 Name is Ryotaro

          32人目の命名レター。取材をしたのはりょうたろうくんパパ。僕が独立してから知り合ったグラフィックデザイナーさんです。 大好きな写真集に「太郎」をつけて。パパが言う写真集「稜線」は、写真家のホンマタカシさんとデザイナーの大原大次郎さんによるもの。その「稜」という文字がずっと頭のどこかにあって、いざ名前を考えるときにパッと浮かんだのだとか。 ◎大原さんのホームページから引用。絵のような字のような手書きの文字が印象的。 実は「稜線」という言葉は、デッサンとかデザインでも重要ら

        マガジン

        • 命名レター展 2020
          30本
        • ポケットサイズの応援団
          4本

        記事

          #031 Name is Hina

          31人目の命名レター。 中学時代からの友人である、ひなちゃんパパに取材しました。 子どものためにも、元気な親でいたい。一緒に遊びたいし、仲良くしていたい。そのためには自分たちが元気じゃないと。と、思ったそうです。あとは、友だちがいると楽しいということは伝えたい。できなきゃ、できないでいいけど、自分から言えるのはそのくらいかなと話してくれました。「こういうふうに取材とかされるしな(笑)」とも言ってましたね。 子どもを「事実」で応援する。子を授かるまでの道のりは、けして順調で

          #031 Name is Hina

          #030 Name is Arata

          30人目の命名レター。取材をしたのは、あらたくんパパ。若くして会社を創業したバイタリティあふれるパパと、そのパパを支えるママは、どのように我が子と向き合うのか、ざっくばらんにお聞きしました。 何も託さず、ただ応援する。起業家らしく、イノベーティブな話になるかと思いきや、すこしまろやかな感じがパパなんだなぁと感じました。あと、自分を戒めるかのようなママの決意も共感しました。うんうん、子どもだって親を見てます。(しゃんとしないとな…) 何も託していないよ。と書いておくこと。そ

          #030 Name is Arata

          #029 Name is Hiyori

          取材をしたのは、ひよりちゃんママ。大阪で赤ちゃんを授かり、そのタイミングで舞い込んできた話にご縁を感じて、広島の鞆の浦という観光地に移住を決めたのだとか。 私の生きる場所はここ!お腹の中で、親に移住を決意させ、移住して1ケ月後に元気よく生まれたというひよりちゃん。まるで「私の生きる場所はここ!」と言っているみたいだった。とママは話してくれました。 そして現在、ママは大阪時代から変わらずグラフィックデザイナーとして働き、パパは、鞆の浦の観光スポットの1つでもある「桝屋清右衛

          #029 Name is Hiyori

          #027 Shii / #028 Kanane

          今回は姉妹のレター。取材をしたママは、前回のせなちゃんママからのご紹介でした。お姉ちゃん、妹ちゃん、続けてご覧ください。 1つの曲みたいな姉妹。驚いたのは、おもに名前を考えたのが、空手の先生をしているパパということ。(ギャップ萌えというやつか…知らんけど・笑)。ママからの取材を通じて、娘を大切に想うパパの気持ちがひしひしと伝わってきました。 あとは、出産エピソードも興味深かった。毎回のことですが、男の自分にはいろいろ想像してみても、なんともつかみきれない部分。なので、今回

          #027 Shii / #028 Kanane

          #026 Name is Sena

          取材したのは、せなちゃんママ。「名前の意味とかはないんですけど…」と言いながら話し始めたエピソードが、とにかくよかった。 意味はない。大切なだけ。ロンバケ、キムタク、山口智子。世代ですねー(笑)。確認ですけど、アイルトン・セナからは……? あ、まったく関係ないんですね。 と、和やかに取材が進んでいく中、「意味まで考えずにつけた名前」をどう伝えるかという話に。(たしかに、どう書くといいんだろう…?)探りながら取材を終えて、持ち帰って思案していきます。 改めて想像したのは、

          #026 Name is Sena

          #025 Name is Yu

          取材をしたのは、ゆうくんパパ。 お昼ごはんを食べながら話を聞きました。 ちなんでいくと、おもしろい。自分たちの苗字にちなんで漢字を選ぶ。その話にちなんでいくと、言葉選びも「さんずい」の漢字が自然と増えていきましたし、グッと湧き上がるエピソードにちなんでいくことで「愛」とか「生きる力」といった「大きな言葉」にたどりついた気もしています。 レターの出来上がりを確認後、すぐに電話をくれて喜んでくれたパパ。「ほんとに、いい名前を付けたなと。改めて思いました!」と言って笑うので、こ

          #025 Name is Yu

          #023 Ayumu / #024 Minori

          今回は姉妹の命名レター。 取材をしたパパとは、仕事仲間でもあります。 まずはお姉ちゃんから。 誕生日の日付と名前の関係。こういう発見って名付けの決め手にもなると思うし、親からするとすごく嬉しくなるものです。個人的には「0」という立ち止まる場所の大切さを改めて考える機会にもなりました。 続いて妹ちゃん。 あまり求めない。それもメッセージ。 今回感じたのは、パパが「軽み」を大切にしていたこと。「重みのあるありがたい言葉こそ良し!」とは思っていなくて、それっていいなぁと共感し

          #023 Ayumu / #024 Minori

          何だって…!? 武田鉄矢が著書の中で、だーたけのコピーを紹介してるだと!?

          「て、てつやが!武田鉄矢が!」 自粛中の台所で、妻が何やら騒がしい。 聞けばタイトル通り。僕が書いたコピーを 本で紹介していると言うではないか。 ホントかよ!? 妻はそういうのを見つけるのが得意だ。 そして「このバカチンがぁ!!」と、 ふざけながらスマホの画面を見せてきた。 バカチンの人。それが、妻の知っている武田鉄矢の全部だ。 キンドル版でチラ読みできたので抜粋すると… 『東京・神田の西洋居酒屋(バル)。これ一見高級そうに見えるんだそうです。この店はどうも新規

          何だって…!? 武田鉄矢が著書の中で、だーたけのコピーを紹介してるだと!?

          ファンクの帝王とバイトリーダー。

          やる気ないヤツはもう帰ってええからな。 朝からバイトリーダーがぶちかましてくる。とにかく偉そうだ。圧倒的に。イラっとしてメンチを切るヤツもいて、僕は早々にやる気を失った。 やばいところにバイトに来たなぁ…。 2000年8月6日。大阪ワールドトレードセンター。僕は共同生活をしていた弟と一緒にアルバイトに来ていた。第1回目のサマソニの会場スタッフ。お金がもらえて、LIVEも観れる。これはいい!そんな短絡的な兄弟にもバイトリーダーは容赦なく威嚇してくる。 はい。はい。はい。

          ファンクの帝王とバイトリーダー。

          #022 Name is Miori

          取材をしたのは、みおりちゃんパパ。高校時代の友人で初めての電話取材。対面じゃなくても書けるように。そんなステップへ進むつもりで趣旨を伝え、電話をかけました。 生まれてきてくれて、ありがとう。 どんな子にも使えるこの言葉、手垢がつきまくったフレーズだし、命名レターでは禁句にしています。だけど今回ばかりは、自然に指が動きそうでした。この気持ちがあれば、言葉はいらない。尊い話を聞かせてもらいました。酷な質問もしたと思います。ほんと、協力してくれてありがとう。 出来上がりを渡すと

          #022 Name is Miori

          #021 Name is Minori

          ちがうことに、共感する楽しさ。取材したのは、みのりちゃんママ。ときどき朗らかな笑い話に変えながら、愛情たっぷりのエピソードをお聞きすることができました。 活動当初は「1つの文字にいろんな意味が詰まっている漢字こそユニークなのかも」と思っていたので、今回のように「ひらがなを選ぶ」ことにも、思いって込められるんだと、妙に納得したのを覚えています。 命名レターの取材は、取材と言いつつ、親と親が子どもについてざっくばらんに話をするひとときです。なので「あ、それいいですね!」と

          #021 Name is Minori

          #019 Sota / #020 Iroha

          前回に続き、兄妹の命名レター。まずはお兄ちゃんから。 続いて、妹のいろはちゃん。 今回はパパに取材したのですが、そのとき持参してくれたフォトブックがとにかく素敵すぎました! リアリティのある写真、景色、慈しむ言葉。我が子のために作られたその2冊を見て「これは、かなわん!」って素直に思いました。敗北宣言(笑) いい意味で「書かなくても大丈夫な家族だと思います(笑)」と伝えた記憶もあります。 そのときパパは「でも、ちょっと自分の言葉すぎて、これを子どもに見せるのは非常に

          #019 Sota / #020 Iroha