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アロマ用ラベルをデザインした話

今日はですね、こちらのラベルを作らせていただいた時の小話的なやつです。最初の案〜完成形までの子達を紹介します。


最初のデザイン案はこちらでした。
寄り添っている手(緑部分)と、癒されたい自分(水色or黄色の部分)を抽象化してそれぞれイラストにおこしました。
一見、花っぽくも見えるような、ほんわかしたイメージでまとめてます。

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途中、幸か不幸か体調を崩してしまって、それが色んな気づきを与えてくれました。お医者さんは不調の原因がわからない。(ガーン)
薬でもなんでも、気休めでもいいから、ちょっとでも楽になりたい、そんな日々でした。


そこで、「は!」とした私。
今回のこのアロマ、”誰かを癒す、寄り添う”ことがコンセプトだけど、
今のデザイン案に、辛い時頼りたくなるような感じ、あるだろうか、、、

初期案は個人的には好きだったのですが、そこにあるのは
ふんわり、優しい、シンプルなイメージだけ。

「この雰囲気じゃ、(辛い時に)頼れんな」と思い、デザインに薬袋感を出してみることに。
それがこちらの2案目。

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原料をイラストにおこし、原料名と、簡単な紹介文をあしらいの1つとして入れました。でも、なーんか違う。
真ん中のタイトルロゴのあしらいの雰囲気がそうさせるのか、余計な”かわいい”が入った感じがする違和感。


で、次生まれた子がこちら。
だいぶ完成形に近づいてきました。
もっと薬袋的にする為に、原材料の表記、効果、注意事項などを入れました。
そのままだと堅すぎるように感じたので、
初期案にも取り入れていた柔らかめのイラストを小さく投入。

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あえて異テイストなイラストがポイントになって、目はいくようになったけど、抽象化したイラストが、一見”朝顔”に見える人もいるのでは。
=原料に朝顔を使っていそう、という声をいくつか頂いて、改めて再考することに。


次生まれた子がこちら。
mamanoria代表 川手美香さんのご要望で、軽やかなタッチのハートと手のイラストがここで仲間入り。
全体的にはもっと薬袋感を強めた感じ。
背面にくるクラフト用紙と相性が良くなるように、ベタ面にカスレ感をプラスする加工を入れました。

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美香さん、Act Kieアロマプロデューサー 児玉三由さんとさらに打ち合わせを重ね、文字量のバランスを調整して、最終的にこちらの子が生まれました。

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今回打ち合わせを重ねる中で、私のデザイン好きっぷりに引かれてしまったのではとちょっと不安を感じていました。

正直にぽろっとそのことを話すと、お二人とも、
「な〜んだそんなこと!」と笑い飛ばしてくれました。
「真剣な想いが熱量になるんだから、当たり前のことよ!
変って思わなくていい!大丈夫」



コロナ禍ということもあり、実際にお会いしての打ち合わせは一度もなく。
それでも気持ちは全員同じ方向へ向いていて、
手にとってくださる方にどう寄り添えるか、をあらゆる角度から考える、
その状況が本当に幸せで、嬉しかったです。

アロマラベルをデザインした話でした。



販売者 おやこコーチングmamanoria 川手美香さん
https://coaching-ehime.com/

アロマブレンド Act Kie 児玉三由さん
https://act-kie.com/

商材・SNS用写真撮影 矢野直美さん


パッケージデザイン Kuuche DESIGN(クーチェデザイン) 吉田菊美



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