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20年ぶりの再会と、新喜劇を見る黒人さん(※画像はイメージです、実際の記事とは関係ありません)

 いま現在、地元のイエローハットにETCカード車載器を取り付け依頼に行ったら、中学高校の同級生が働いてて、「あ、オダやん」といきなり気づかれて、仰天した。

 自分は彼に話しかけられたとき、「あ、そうだ。野球部で、双子の兄弟で〜」と脳内で、彼の記憶を呼び起こしてやっと名前が出てきた。忘れていたのではなく、記憶を起こすのに時間がかかった感じだ。言い訳ではない!断じて!

 高校を卒業して、一度も会ってなかったが、覚えられてることが嬉しかったのと同時に、なんだか恥ずかしい思いがして、むず痒い感じがした。

 早々に車載器を購入して、セットアップ待ちをしている間、店内の待合所のソファに座る。後ろ奥のツインソファに、黒人さんの夫妻(カップルかもしれない)が、座っている。

 さすが米軍基地を有している土地だけあって、利用者に中には、外国人(ほとんどが、アメリカ軍に所属する人とその家族)も多い。

 待合所の付けっ放しのテレビから、吉本新喜劇が始まった。お馴染みのあのテーマが流れ、芸人たちがボケとツッコミを繰り返しながら、舞台でズッコケたり、頭を叩き合ったりしている。

 全編関西弁繰り広げられる、正真正銘、MADE IN
JAPAN、レペゼン大阪NO.1のコメディショーである新喜劇を、後ろの黒人さんはどんな顔で見ているのか、気になる。見たい。

 笑っているのか、無表情なのか。声は聞こえないから、爆笑はしていないはずだが、新喜劇をこの黒人さんは、どんな雰囲気で鑑賞しているのだろう。

 たぶん、このときは想像で、顔がニヨニヨしていたに違いない。側から見れば、新喜劇好きな人ってことになるだろうから、それは助かった。

 そんなことをもじもじ考えていると、名前が呼ばれて、セットアップが終わったとのこと。

 結局、彼の顔は見れず仕舞い。「あ〜ぁ」という気持ちで、ETCカード車載器の使用説明を受ける。

 今日は雨、気分はどうであれ雨。再会と黒人さんの目の前で、放送された新喜劇に気分が楽しくなったことに感謝。

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