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怪我明けの試合出場時間

スポーツをしていれば怪我はつきもので、今回は怪我明けの試合出場時間について、私の見解をnoteに綴って行こうと思います。

お役に立てたら嬉しいです。

それでは、参ります。

まず、怪我をしたら病院に行き診察を受けて、診断結果からリハビリテーションプログラムを作成し復帰へと導く

ここで陥りがちなのが、『もうやっていいよ!』と病院で言われたら即全ての活動に合流してしまう事である。

『もうやっていいよ!』は所謂、『何も気にしなくていいよ!』とも言い換えられる。

それまでに至る間は、例えば
『患部に負担のかからない範囲で』
とか
『走り始めていいけど、まだダッシュは止めといて』
等と様々な制限がある

ただし、これは至極当然の事で徐々に徐々に組織の回復と合わせて機能も回復していかなければならない。

タイミングというものがある。

だから、『もうやっていいよ!』

『状態的にはサッカーをやっていい状態に回復したから、もう何も気にせずに、リハビリテーション上げて行って良いし、痛みがなければ徐々に合流して行ってOK』
という意味で解釈すると良いと私は思う。

つまり、組織は回復したから後は機能の回復の最後の仕上げをやってね!という事である。

そう。
最後の仕上げ期なのである。

やらなければならない事がある。

それをさておいて、即合流は危険極まりない。

離脱してた期間が長い程、徐々に入っていくべきだ。

サッカーでは接触プレーがある。
そして自分以外に審判も含めると22人ピッチにいる。

リハビリテーションでは到底作り出せない環境だ。

不特定要素だらけ。

人間は環境に適応出来るように出来てはいるが、それには時間は必要だ。

なので、接触のしないプログラムから合流して行って

少しずつ対人プレーへと移行していく
※人数も考慮しながら

そして11v11へと持っていく

そこまで辿り着いたら漸く復帰戦だ。

離脱期間やチーム環境にもよるが、私はここまでに部分合流を約1週間、その後完全合流、そして完全合流した週末に復帰戦という流れで、部分合流開始から復帰戦までは約2週間かけると安全だと思っている。

では復帰戦はフルタイム出場はOKだろうか?

ここまで読んで下さった皆様なら、もうお分かりだと思いますが

復帰戦の出場時間も気を使った方が良いと僕は思います

思ってる以上に頭と身体の両方でギャップがあります
そんな中でフル出場すると、また怪我をする恐れがある
また離脱してしまっては勿体無い

練習にも徐々に慣れていくように試合にも徐々に慣れていくべきだと思います

例えば
1試合目→15〜20分
2試合目→30〜45分
3試合目→60〜75分
4試合目→フル出場

みたいな感じが安全かと思います。
痛みが出たりする場合もありますので、予定通り行かない前提でいると良いと思っています。

1〜3試合目までは、試合後に追加トレーニングをするのも有効だと思います。

こんな感じで、怪我明けの試合出場時間を『適応』というテーマで考えていくと、安全に選手も適応していくのではないかと、これまでの経験上感じております。

本日は、この辺で終わります。

最後までご覧頂き誠にありがとうございました。

髙田

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