ただしい人類滅亡計画―反出生主義を考える― 目次(仮)
執筆予定の原稿『まじめに考える人類滅亡計画』(仮)の目次(仮)です。
構成はざっくりとしたもので、執筆中にコロコロ入れ替わったり、主張自体が変わったりすることがありえます。
(2019/6 追記 ぜんぜん目次どおりにいかん…)
プロローグ
1章 反出生主義とは何か
・反出生主義は「人は人を生むべきではない」という思想
・反出生主義は何でないか
- 反出生主義はペシミズム(悲観主義)ではない… etc.
2章 なぜ人は生まれるべきなのか 出生主義者による主張
・世界には生まれなければ味わえない幸福がある
・子どもは幸福になるために生まれてくる
・人類は子孫を作って存続していくべきだ
・全ての生き物は子どもを産み育てるように作られている
・神がそのように定めた
3章 なぜ人は生まれるべきでないのか 反出生主義者による主張
・世界は不幸に満ちている
・生まれてこない方が幸せである
・生まれないことによるメリットは多い
3章 出生主義者による反出生主義者への指摘
・世界は悪いことばかりではない
・生まれてくることによるメリットも存在する
・人間の権利を否定するのは人権侵害である
4章 反出生主義者による出生主義者への指摘
・反出生主義にとって不幸の大小は大きな問題ではない
・私たちはすでに世界滅亡を許容する世界を生きている
・宇宙はいずれ終わることをすでに我々は知っている
・出生主義者は問題を先延ばしにしている
5章 個々の疑問と応答
・反出生主義者は妊娠中絶をするべきか?
- そもそも妊娠中絶問題は反出生主義にまつわる議論において重要
なのか
・「生まれてこない方が幸せである」の検討
- 存在と非存在における幸福の差を比べる
- 「生まれてこない方が幸せである」という考え方は間違っている
・全ての子どもは本人の同意を得ずに生まれさせられる
- 自分を生んだ親を訴えてもよいか?
- 親を訴えたインド人は何を間違えたのか
- 芥川龍之介『河童』の矛盾
・幸福が約束された世界なら子どもを産むべきか?
- 人類が永遠に繁栄し続けることはあり得ない
・自殺を認めるべきか?
・どのように人類を減らしていくべきか?
- 出産を制限していくべきだ
- 今すぐ滅ぼすべきだ
・今すぐ全宇宙を消し去れるならそうすべきか?
・子供を生んでもよい場合はどんな場合か
- 悪人は子どもを生んでも「よい」
6章 出生主義者と反出生主義者はどの点で対立しているのか?
・まだ存在しない人間をどのように扱うべきか
・反出生主義はどこまでも正しいが根本的に間違っている
・道徳の原理
7章 なぜ反出生主義が生まれるのか?
・反出生主義は善人の思想である
・現代の倫理は必然的に反出生主義を導く
・反出生主義はとても危険な思想である
・じつは反出生主義はさほど危険な思想ではない
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こんな感じ。テーマは反出生主義ですが、それを過度に肯定も否定もせず、なぜそのような考え方が可能なのかを考える本です。ひいては道徳の本でもあります。
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