【面接対策】敬語の使い方大丈夫?
さて本日は、面接において気をつけたい敬語マナーについてお話していきます。実は自分も敬語はめちゃくちゃ苦手で、よく不自然な敬語を使ってしまうことがありました。
本日は「間違えやすい尊敬語と謙譲語」と「過剰敬語」についてお話していきたいと思いますので、自分同様、「敬語ムズい」って方の一助になれば幸いです。
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「間違えやすい尊敬語と謙譲語」
そもそも尊敬語、謙譲語、丁寧語とは何か。
学校で習ったのもかなり昔かと思いますので、一度復習していきましょう!
尊敬語は、相手の行為や状態、持ち物、物事などに対して敬うときに使います。自分がへりくだることで、相手を立てる表現ですね。
次に謙譲語は、自分や身内の行為や状態、持ち物、物事などを低めるときに使います。
自分がへりくだることで、相手を立てる表現ですね。
そして最後に丁寧語。
相手や内容を問わず、表現を丁寧にしたり、上品にしたりするときに使います。
敬語の使い方でよく迷う方は、相手を立てるときは尊敬語、自分側がへりくだるときは謙譲語、相手を問わず丁寧な表現を使いたいときは丁寧語と、覚えておくのがいいかと思います。
では次に間違えがちな敬語語についていくつか紹介したいと思います。
日常的によく耳にする言葉のなかにも、実は正しくない敬語が紛れているので注意しましょう。
1つ目は「了解しました」です。
業務連絡などでよく耳にしますが、「了解しました」は、同等または下の立場の人に対して使う言葉になります。【スライド】面接官や上司など立場が上の人に対しては、「承知いたしました」「かしこまりました」を使いましょう。
次が、「なるほど」。
同調の意味をこめて「なるほど」と言うことが癖になっている方もいらっしゃいますが、要注意です。
「なるほど」という言葉には「相手の言うことに評価を下している」という意味合いが含まれています。
面接は「相互に評価し合う場」ではありますが、あまり印象の良い言葉ではなく失礼にあたる可能性も高いため、避けましょう。
納得したときは 「わかりました」
同意のときは 「おっしゃる通り」
正しいと感じたときは 「確かに」
理解を示すときは 「左様でございますか」
などと言いかえるのがいいかと思います。
他にも多くの間違えやすい敬語がありますので、自分が普段から誤って利用している言葉は、咄嗟に出てしまわないように気をつけましょう。
二重敬語について
まずは二重敬語とは何か、という部分です。
二重敬語とは、同じ種類の敬語を二つ重ねた言葉のことをいいます。平たく言いかえると「やり過ぎ」な敬語ですね。
本人は完璧な敬語、と思っているかも知れませんが、面接官によっては違和感を感じられるかも知れません。
例えば、「山田さんがお話になられる。」
いかがでしょうか?違和感はありませんか?
この文章には「お話になる」という尊敬語と「〜れる」という尊敬語が重なってしまっています。
このようなものを二重敬語と言います。
こちらを正しく直すと、「山田さんがお話になる。」となります。
エクササイズ
それでは他にもよくあるケースが多々ありますので、エクササイズ形式で確認していきましょう。
では1つ目です。
山田さんがご覧になられました。
こちらの正しい敬語はどうでしょうか?考えてみてください。
こちらの正解は、
・山田さんがご覧になりました。
・山田さんが見られました。
になります。正解しましたでしょうか?
前者のほうが個人的にはきれいな印象があります。
ではもう一問。
山田さんがおっしゃられていました。
こちらの正しい敬語についても考えてみましょう。
こちらの正解は、
・山田さんがおっしゃっていました。
・山田さんが言われていました。
あたりが正解となります。
以上、本日は面接のマナー【敬語編】についてお話してきました。
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