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「CloudSign for the Planet」を始めるにあたって。

橘 大地

本日よりクラウドサインの環境プロジェクト「CloudSign for the Planet」を開始致します。クラウドサインで実施したかった社会的行動を取り組めることができ、より社会と繋がる事業創りをしていきたいと考えています。

クラウド事業/SaaS事業を運営して

クラウドサインをリリースして7年、お客様の業務生産性を向上させる為、「紙と印鑑による契約締結ではなく、デジタル化する」変革をすべく一生懸命に運営してきました。

クラウド/SaaSといった事業を運営する社会貢献性は、直接的にはお客様の利便性を向上させること、そしてその事業活動を永続的に行う過程において雇用を生み、国全体の経済活動に少しでも貢献していくことです。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/statistics/index.htmlより引用

実際にSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)で定める目標は、イメージされる自然環境保護活動だけではなく、目標8に「働きがいも経済成長も」の項目があり、クラウド事業は「多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性」(ターゲット8.2)を生み出す社会貢献価値の高い事業です。

とりわけクラウドサインは、クラウド製品の中でも契約締結という取引の安全を担保するインフラ的側面もあり、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、「地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラ」(ターゲット9.1)という意識で取り組んできました。

我が国に長らく商慣習として根付いた印章文化は明治初期からで、実に150年もの間、私たちの取引の安全性を支える社会インフラです。取引の安全性は当たり前にあるものだと考えがちですが、日々の商取引をする度、その取引契約が常に無効になる可能性があるならば、そもそも商取引自体躊躇され、経済活動は円滑に回っていきません。

実際に歴史上、詐欺取引は常に横行し、円滑な取引がまかり通らない時代が長らく続きました。実際に一部の国では現在もなお、安全な取引インフラがない地域もあります。

クラウドサインの掲げるミッション「これからの100年、新しい契約のかたち。」

私たちは150年続いてきた印章文化に変わる、新しいこれからのインフラ事業として責任感を持って運営してきました。

限られた資源を利用する消費者として

そして自分自身、今までのインフラを支えていた印章文化から学んで来ました。2020年以降、毎年山梨県市川三郷町・ハンコの里に訪問させていただき、我が国での印章文化の歴史を勉強・交流しています。

2020年10月、筆者撮影

山梨県は印鑑生産地として日本一なのですが、その理由は、当時印章の原材料となっていた水晶であり、その水晶の名産地が山梨県であったことに始まります。その後、印鑑の原材料は、水牛、象牙、チタン、翡翠などが用いられています。

契約の歴史を支えた印章文化、そしてそれを支えてきた山梨県の方々の商取引の営みを肌で感じ、引き継いでいく覚悟と責任を固めています。その責任は今尚引き継いでいますが、その中で学んだ印章の原材料の歴史もまた、興味深いものです。印章の原材料である水晶の希少性が増せば、他の原材料に移行する、といったある種の器用さや功利的な意思決定がされてきました。

市川三郷町「印章資料館」にご案内・撮影許諾いただいた水牛、象牙ら

少し踏み込んだ発言をしますがここ最近の世界的情勢を目の当たりする1人として「資源というものは有限で、私たちが選択し続けたから成り立っている」と、望まざるも理解せざるを得ない日々が続いています。

疫病により医療機関が逼迫することを目の当たりにし、それを支えるために何が出来るのか。平和への挑戦を目の当たりにし人類による戦闘の歴史を思い起こされ、平和というものは積極的に選び続けなければいけない原則に再び気付くような局面も生まれています。

一人一人の行動は限られれている。だけど、出来る範囲で貢献しなければ変わらない。クラウドサイン事業運営を通して少しでも貢献できるバランスを意識してきました。

2020年5月にクラウドサインで実施した医療機関に対する寄付活動

SDGsに無理やり紐づける訳ではないですが、目標12「つくる責任つかう責任」が私たちにはあります。ターゲット12.2には「天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用」と明記されています。

紙、天然資源、そして資源とは異なりますが生きとし動物の種といったことも、普段は意識しませんでしたが有限の資源で、私たちがどのような意識で日々を営むかにより変わりゆくものなのだと。

現在SDGsのイメージで言えば脱炭素の注目度が脚光を浴び、目標13「気候変動に具体的な対策を」の意識が強いですが、私たちは日々、消費者として生産責任を支える消費選択をし続けているのだと自覚的になりました。

例えば絶滅が危ぶまれるアフリカゾウは、印章の原材料となっている象牙の需要に支えられ、密猟や違法取引のインセンティブに繋がっているとも報道されています。需要を生む、消費者の選択による最たるものです。

クラウド事業者/SaaS事業者として、積極的に取り組む責任

私たちの責任に自覚的になってから、日々の事業活動とバランスを取りながら中長期で取り組める事はないか1年ほど前から検討を開始致しました。

そして企業による環境保全活動の歴史を調査すればするほど、米国クラウド企業が積極的に環境保全活動に取り組む様を見てきました。

日本では何兆円/何千億円の売上高を誇る企業がCSR活動に一部投資しているようなイメージでいましたが、米国企業ではクラウド事業/SaaS事業を営むグロース企業こそが率先して活動に従事しています。

私たちのようなグロース企業で環境保全活動等に従事することが一過性でなく中長期的に可能かのバランス感覚を意識していましたが、これから新しい産業を創っていく私たちにこそ必要な活動なのだと考え方が変化してきました。

そこで社内勉強会である「Thanks Cloudsign It’s Friday」でクラウドサインの社員向けに自分自身で研究した昨今の環境活動の歴史とクラウド企業による社会貢献の歴史を研究発表し、私たちで何ができるのかを仲間たちと議論を開始致しました。

議論の末に行き着いた、今回のパッケージ第一弾が「CloudSign for the Planet」となります。

CloudSign for the Planet

CloudSign for the Planetでは、第一弾として以下を行ってきたいと思います。

① クラウドサイン企業による契約締結数に応じた環境保全プログラムの実施
② エコプレナー(環境起業家)に対する製品寄贈
③ 世界で発足する環境活動プログラムへの賛同、及び社員の参加

まずはサスティナブルに事業活動と相関関係にある環境保全活動ができればと考えました。それがクラウドサイン利用企業が契約締結すればするほど、その締結件数に応じた植樹活動を私たちが行うことです。私たちがお客様の利用に応じて環境保全活動を行うことで中長期に渡ってそれこそ持続可能な(サスティナブルな)活動が継続すると思いを寄せました。

同じく事業活動を通しての支援として、環境保全活動に積極的に従事している方(諸外国では「エコプレナー」という用語で支援が集まる)へのクラウドサインの製品寄贈です。この寄贈を通してエコプレナーへの支援を行い、場合により他の支援も行えないかと自分自身その活動を学ばせていただきたいです。

そして3つ目として、世界中で行われている環境活動のプログラムに賛同させていただき、私たちもその活動に参加させていただくことです。草の根的な活動ですが、重要なボトムアップ施策として活動に入れることにしました。

自分自身そうでしたが、環境活動というとどこか重い腰が上がらず、実施した方が良いと分かりながら参加の余地がなく、参加できないでいた記憶があります。少しだけ環境活動の意識が上がる、ちょっとだけ参加してみるような参加基準が低いような取り組みの多様性が重要だと考えています。

そこでまずは世界中で行われる電灯を消してキャンドルで過ごそうという「キャンドルナイト」実施するなど、ちょうど日本での電力逼迫による電力消費の抑制要望もあったことから、参加基準の低い施策から社内でスタート致しました。

他にも他クラウド企業と共に植樹活動に従事するなど、初めは「楽しそう。」「今まで興味はあったけど機会がなかった」といった方々と共にあろうと思います。自分自身そうであったようにSDGsバッジを付ける以上の具体的行動に移れなかった、更にいうとあのSDGsバッジを付けることに少し躊躇していた若者たちと共に、環境保全活動を行う総数を増やしていきたいと考えています。

あくまで今回は第一弾で、第二弾では企業活動の中でカーボンニュートラルを実現するパッケージメニューの具体的提案や、そのコンサルティング、研修、セミナー活動なども検討しています。

課題に気付き、その解決策に気付いてしまったらもう他人事ではない。私たちと活動を共にしてくださるクラウド事業/SaaS事業の方がいらっしゃいましたら、是非お問合せくださいませ


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橘 大地

お読みいただきありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ