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ユーザーの声を届ける新たな試み

自社製品のユーザーにインタビューをして導入事例記事をせっせとつくっている。自社の製品を使う前はどんな課題があったのか、数ある選択肢の中から自社の製品を選んだ決め手は何だったのか、実際に製品を使ってみてどうだったか、等々をユーザー自身の言葉で語ってもらうよく目にする形式の記事。
自社製品である薪ストーブやサウナストーブはある程度の検討期間を経て購入に至ることが多いので、検討している人にとって実際に製品を使っているユーザーの体験談は需要が高い。

ユーザーに話を聞くのは楽しい。
広報の立場で不適切かもしれないが、自社製品に関することよりもその人のバックボーンやこれまでの歩みを聞くのが好きだ。

ある人は、サウナ施設を開業するために日本中の名のあるサウナ施設を1年かけてまわり、理想とする施設のイメージを固めていった。
またある人は、自分らしいライフスタイルを求めて自然にやさしい生き方や昔ながらの知恵に学んだ暮らしに挑戦している。
子どもの頃は恥ずかしくて家業のことを周囲に話せなかったが、とある体験によって見方が変わり、今では誇らしく感じているという人もいた。

どんな人にも物語はある。
いつしかそんな物語をもっと多くの人に伝えたいと思うようになった。

自社製品をただ良いように書いた導入事例記事ほどつまらないものはない。だから記事にその人ならではの話を加えてみるものの、文章にするとインタビューのときに感じたおもしろさや感動がいまいち伝わりづらい。(これは完全に自分の文章力が乏しいせいなのだが…)

インタビューで聞いた話をなるべくそのままに、余計なものを足さず、削ぎ落とさずに伝えることはできないか。そう考えていたときに仕事で付き合いのあるパートナーからラジオ番組制作の提案をいただいた。
音声コンテンツであればユーザーの声や口調、空気感をそのまま伝えることができる、と。

それから割とトントン拍子で話が進み、今夜から自社提供のラジオ番組がスタートすることになりました。(突然の宣伝)

自分だけでは決して実現できなかった新しい挑戦。
これからどんな風に進んでいくのか、どんな反響があるのか、今から楽しみである。

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