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前職で納品したwebサイトを運用する立場になって制作者の思いやりを感じた話

前職はデザイン会社でwebディレクターとしてwebサイト制作やwebサイトの運用支援を行っていました。
現在は当時のクライアントであった環境機器メーカーに転職し、web担当としてwebサイトを運用する立場になりました。

現在運用しているwebサイトは前職の会社が制作したものです。
日々サイトを更新していて思うのは、とにかく運用しやすいということ。
運用する立場になって、制作者の気配りがところどころに感じられます。
※この記事の「制作者」とは私以外の制作メンバーを指しています。

例えば、WordPressの管理画面に更新マニュアルのリンクが設置されていてすぐにアクセスできます。

「これってどうすればいいんだっけ?」と思ったらすぐに更新マニュアルを開いて確認できるので重宝しています。
しかもマニュアルには「印刷ボタン」があり、ボタンを押すと最適なレイアウトで印刷することができます。
あまりリテラシーが高くないメンバーには印刷したマニュアルを渡して「マニュアルのこの部分に書いてあるように更新して」と依頼できるのでありがたい機能です。

さらに、WordPress管理画面のダッシュボードには更新頻度が高いメニューのボタンが配置されています。

よく使うメニューがダッシュボードに

いちいち左側のメニューから数回クリックする手間が省けるので、これも地味にうれしい。

一見何気ない機能かもしれませんが、サイト運用者の負荷を軽減したり、誰が見てもわかりやすい状態にすることでweb担当者が変更になってもスムーズに運用できるのではないかなぁと思いました。


また、当社のwebサイトにはカレンダーを掲載して営業日やイベント実施日を案内しているコンテンツがあります。

月に1回の営業日であったり、展示会に参加する日はカレンダー上にそれらを掲載するのですが、どちらも不定期に発生するのでルール化が難しいものです。
この手のものはGoogleカレンダーを埋め込めば運用しやすいものの、見た目が悪くなってしまうのが悩み。
デザインもこだわりたいということでカレンダーはプラグインを使って掲載する情報をWordPress管理画面で柔軟に設定できるようにしてもらいました。

カレンダー設定画面

こちらも本当に細かいところまで設定できるようにつくってもらっているので「これができなくて困る」といったことはありません。
使うたびによく考えられているなと感じます。


こうしてwebサイトを運用する立場になってみると、制作しているときには気づきにくかった細かな気遣いを感じます。
(本当はwebディレクターの立場であれば納品したwebサイトのことは全て把握していないといけないのですが…)

このサイトをつくってくれた担当者は公開後運用するときのこともしっかり考えてつくってくれたのだろうなと思いました。

今度会う機会があったら「あのサイトすごく使いやすいよ!」と直接伝えたいと思います。

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