離婚した今はさみしいなんて言うくそみたいなことを言う
離婚した当時はすっきりした気持ちでいた。
でももう二度と俺のことを愛してくれる女は現れないだろうみたいな絶望感を感じると、どこか胸がすくような気持になる。
胸が痛むのである。これが俺の人生だったのだと、胸を張って生きていけるのでしょうか?
終わりはいつも美しい?そんなことはないような気がする。
いつもカオスみたいにぐちゃぐちゃになって、こんな病気にならなければよかった。出来損ないの人生だったな、と後悔することばかりを重ねながら人生は終わっていくのだろう。でもそれでもかまわないのだと俺は思うのだよ。
どっちみち、人生は打ち切りでしか完結しないのだから。
彼女は統合失調症。俺は関節リウマチというそれぞれ持病を抱えながら生きていくしかないわけで、それぞれ就労不可能な状況に変わりはないわけだから、お互い不完全なまま、生活保護でも取ったほうがよかったんだろうなと今の俺は思ったりした。でも俺は彼女の看病の大変さや、向こうの家の不愉快さから関係を断ってしまった。
どっちが正解だったかはわからないよ。俺はこれからどう生きるのかもわからないし、就職先はいまだに決まってないし、介護くらいしかないんだろうけど。運転系は避けたいと思っているし(運転事故を起こして捕まりたくないし)、そうなるとやっぱり介護とか以前みたいなビルメンくらいしかないけどビルメンで正規雇用って難しいんだよね。常に非正規しかない。5年頑張ったけどずっと非正規だった。そう考えるとさ、今更ビルメンに戻ってもなと思うし、正社員登用されるような業種に行くしかないんだけど、そういうところに限ってとんでもないブラックだったりする。やってられないような。
働く価値もないような。
難しいなと思う。心から思う。
それでも、俺が働くのに疲れたときのセーフティーネットとして、妻がいるというのはありがたい存在だったんだなと、今ならなんとなく思う。
孤独じゃないし、おそらくケースワーカーに働けと言われなくてすむしね。
俺も精神病にでもなっておけばいいんだろうか。うつ病にでもなって、手帳でも取っておけば、働けない扱いになるんだろうか。
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