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【DXみらいラジオ vol.69】売る・買うに関するDX #5


本日の記事は10/6(木)に開催した「DXみらいラジオ vol.69」の様子をお伝えします!

DXみらいラジオ

株式会社デジタルビジネスシェアリング主催の「DXやシステム開発について語り、その中で新たな何かを世に生み出しちゃおう」という企画です。

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「DXのxxが知りたい!教えてほしい!」「今不便な〇〇を便利にできないか」など、リスナーさんのご意見・ご要望をアンケートでお教えください!
アンケートでいただいたリスナーさんからの声はDXみらいラジオで扱わせていただきます。


DXみらいラジオ vol.69

10/6(木)20時00〜21時00分にDXみらいラジオ vol.69を開催しました!
今回は「売る・買うに関するDX」をテーマにお話ししていきました。

ここからはトーク内容を一部抜粋してお届けします!!

企業のDX担当者の人たちがやっていることが売る・買うについて考える機会創出になっていない

DXで変革しなければいけないのはモノが持つ価値ではなく、人間の行動様式=顧客体験です。
モノが持つ価値というのは便利さや効率化のために作られた物体のことをいいます。

実は、多くの企業が取り組んでいるDXは、作っている側(自分達)のことばかりを考えていることが多いです。
例えばどうすれば『業務効率化ができるか』、『自分達が楽になるか』といったことです。
お客様が良い気持ちになることは考えられていないことが多かったり、お客様に与える体験の度合いが軽かったり薄いものとなっているケースが多いのです。

以前もラジオでお話させていただいた、工場からDXは生まれないという話もこの考えと共通しています。工場には、お客様の出入りなどは発生しないので「売る・買うのDX」を考える機会が生まれないということになります。

また、地方からDXが生まれないというのも共通する考えです。例えば東京は人が多い割に面積が小さいため、スーパーマーケットの店舗レイアウトも必然的に効率的な設計をしなければなりません。反対に、土地面積の広い北海道では人口もそれほど多くないことから、そういったことを考える機会が少なくなるのです。

このことから、DXが生まれないというのは「売る・買う」の量にも関係していることになります。

「UXを変えましょう」としている会社は正しい

Goodpatch社は世の中に対して「UXを変えましょう」と公言しています。これは「売る・買う」のDXの考え方からすると非常に正しいといえるのです。

しかし、ここで注意したいところが、担当者によっては「顧客体験を変える」という認識が間違っている場合があることです。

紙でやってたことをパソコンでやるようになったことがDXではない

紙でやっていたことをパソコンでやるようになったことはDXではなく、それは単にアナログのデータをデジタル化した、デジタイゼーションというものになります。
DXとは顧客の体験が変わることをいいます。


この顧客体験が変わることに関してですが、観光とか娯楽は基本的にはDXには向いていません。
例えばですが、囲碁やオセロをDXしようとするとデジタル化ではなくて、それは新しいゲームになってしまいます。

お客様のことを考えた事業の事例

お客様のことを考えたDXの事例として、Netflix社が挙げられます。

Netflixは元々、創業者がレンタルDVDを返却し忘れて、40ドル(日本円で約5000円近く)の延滞金を払ったことが嫌で「延滞金が発生しないレンタルDVD屋さん」を始めたことがきっかけで誕生しました。

そこからストリーミング配信やサブスクリプション、エンターテイメントを世界中に届けるビジネスモデルへと進化していきました。
これこそ顧客体験を変えた「売る買うに関するDX」になるのです。

他にもお客様のことを考えたDXとしてAmazon社の事例が挙げられます。
現代ではネットショップ業界の世界最大手にまで上り詰めることができたAmazonですが、ここまで上り詰められたのには理由があります。

それは「買う」という人間の行為の延長として「通販に不満をもつことはなんですか?」というUXリサーチをしっかり行ったり、実際に店舗で買う時とネットで買うときにどのような違いがあるのかという「買う行動」を研究して実現したことがあげられます。

リサーチをしてわかったことに対してデジタルの力を最大限使い、ユーザーが気持ちよく買い物ができるようにしたのです。
結果的にインターネットを使った買い物が生活する上で必要不可欠になった人たちが存在し、必要とされるからこそ今現在も継続して事業を行っているのです。

顧客体験を変えるにはリサーチが重要!

Amazonのようにリサーチを重要視している企業の事例として、「キーエンス社」が挙げられます。キーエンス社は営業の方が実際に現場に足を運び、お客様にしっかりヒヤリングを行っています。営業自らがUXリサーチャーとなり、お客様が必要としているものを商品化し、商品化したものを似たような悩みを持つ企業に販売するという流れもできています。。

反対にリサーチを実践できていなかった企業の事例としては「AIインサイド社」が挙げられます。
AIインサイド社はAIを使って、紙を電子にしていくというサービス提供を行っていました。
しかし、2021年の4月頃にお客さんの7割が契約更新しないという事態が発生しました。この事象の原因としてはAIインサイド社が、営業の全てをNTT西日本社に委託してしまったことが考えられます。開発やサービス提供に舵を切ってしまい、お客さんの意見を直接聞く機会がなくなり結果的に1年という契約期間を待たずして契約解除される事態に陥ったのではないでしょうか。

本日のまとめ

DXの売る・買うはいかにお客様目線に立てるかが重要!


今回のリスナーからの質問

回答:日本の災害対策の技術が発展している。自分の身は自分で守りましょう。

他国に比べて日本の災害に対する技術は発展しています。
災害後の救助対応や避難場所のモンスターを減らせる良いアイディアはないか考えましょう。

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【関西から始める】売る買うについてのDXトークイベント

売る買うについてのDXに関するLTを行い、実例を3件ほど紹介しトークディスカッションを通して一緒に勉強を行えるような勉強会です。
難しい話などはなく、DXを始める前に準備すること、確認することなどがトークの中心になっていくため、これからDXを始めたい!どこからやればいいかわからないという方にオススメのイベントになっておりますので、ぜひこの機会にご活用ください!

開催日時:2022年10月26日(日) 18:00-19:30
会場: 【オフライン】WeWork 御堂筋フロンティア(530-0002 大阪府大阪市      北区曽根崎新地1-13-22 御堂筋フロントタワー 1F)
【オンライン】:Youtube Liveで配信します

イベント概要👇

🎉DXみらいラジオ vol.70のお知らせ🎉

次回のDXみらいラジオ vol.70は10/13(木) 20時00分〜21時00分にTwitterスペースにて開催となります。
飛び入り参加、大歓迎です!

配信内容はテキストにしてnoteで公開していきます。
公開してほしくない内容がありましたら、事前に教えてください。

生放送のため不手際もあるかと思いますが、そういった「リアル」を楽しんでいただけたら嬉しいです!!
みなさま、次回のDXみらいラジオもお楽しみに🙌

過去開催したDXみらいラジオ

以下のマガジンに記事をまとめておりますので、こちらをご覧ください。


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