同級生の女子に電気アンマされたら足奴隷に堕とされた 2
性癖なんてものはだいたいが些細なことがきっかけだったりすると思うんだけど、私もその例に漏れず、それだった。クラスメイトの男子が休み時間に教室でふざけて遊びでやっていた電気アンマ。それを目撃したのが性癖のきっかけだった。馬鹿馬鹿しいって思ったでしょ?うん、気持ちは分かるよ。私だって馬鹿馬鹿しいって思ってるぐらいだしね、ほんとに。未だになんであんなのって頭を抱えるときもあるよ。
いつも教室の隅っこで大人しくしていたいじめられっ子気質の男子が、床に引き倒されて股間を踏みつけにされている。笑ってる顔なんてこれまでただの一度も見たこともなかったのに、股間を乱暴に足でかき混ぜられるそのときだけは顔を真っ赤にして狂ったように笑い転げ、大勢の目線があるにも関わらず股間を両手でかばって身悶えているのを見て、私は興奮してしまったのだ。うっかりね。
当時、私のクラスの男子の間で電気アンマが流行っていて、もっぱらその男の子ばかりが標的になっていた。休み時間ごとに教室の後ろの方だったり廊下から苦しげな彼の笑い声が聞こえるたびにドキドキしてたし、電気アンマが始まるたびに、私はその様子を目に焼き付けるように眺めていた。
私はきっと彼に好意を抱いていたんだと思う。見ようによっては女子にも見えるほど顔が整っていたしね。とは言え、その輪の中に入って私も参加するなんてことは、とてもできなかった。だから、女子たちに混じって遠巻きから「ドン引き」って表情を作ってマジマジと見つめることしかできなかったんだ。
そうして、「きもい~」、「やめなよ~」、「かわいそうじゃん~」って囃し立てながら見ていただけなのに、いつしか自分も彼に電気アンマを掛けて足先だけで思うがままにしてみたいと思うようになったし、彼が壊れるまで電気アンマを掛け続けたくて仕方なくなったし、私の足で彼を破壊する妄想に浸って毎夜ごとに身を火照らせるようになっていた。
いっそ、男子たちの輪の中に入って一緒に彼をイジメようかと思ったこともある。しかしこのような遊びをしてるのは男子たちだけで、女子がその輪の中に混ざるなんてことはただの一度も無かった。それでも、良いきっかけがないかとチャンスを伺っているうちに、あまりにも電気アンマが流行りすぎたために見かねた担任の先生が、「電気アンマ禁止令」なるものを発令してしまった。そして、そのまま流行が終わってしまったのだ。一生の不覚だ。
私がその願望を実現することができたのは、それから数年が経った中学2年生の時だ。
<榎森虎太郎(えのもり こたろう)>。小学校の時に床でのたうち回っていたいじめられっ子の彼をほんの少しだけ彷彿とさせる、気弱そうで真面目な男子。それに顔もそれなりに良かった、と思う。まっとうに成長できているのなら、高校生か、遅くとも大学生にでもなれば、それなりにモテていたであろう。
私が、そう。文字通り、榎森くんを破壊し、決定的に不可逆的に歪めてしまったのだ。この物語は、今もこうして私の足元で股間を踏み潰される苦痛に顔を歪め、それすらも快楽となってしまった男の子の話だ。
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