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第五回

どーも。
今回は漫画かっぴー作「左ききのエレン」
を紹介致します。

物語は、「天才になれなかったすべての人へ」
をテーマに、デザイナーとしての成功を夢見る凡才・朝倉光ーの大手広告代理店でがむしゃらに奮闘する日々を描いた群像劇。その中で天才アーティスト・山岸エレンと出会った学生時代を思い出す。

この漫画は当サイトnoteにweb漫画として投稿され、当時話題を呼んだのが始まりだそうです。現在はwebコミックとして発売中、漫画アプリ「スキマ」でも読める他、nifuniによるリメイク版がジャンプコミックスから発売中、また漫画アプリ「ジャンプ+」でも楽しめます。また実写ドラマ化もされ、池田エライザ、石崎ひゅーいらが出演しました。

自論で大変恐縮ですが、漫画や映画やドラマにおいて大好きになるものの三原則がございまして、
キャラクター・エキサイティング・リアリティ
の3つが素晴らしいかどうかだと考えております。
好きになれるか大嫌いになれるキャラが登場するか
興奮があるか
共感が得られるか
という事で、まあ内2つ基準が高ければ素晴らしい作品と言えると思うのですが、この漫画はその3つともが素晴らしい作品です。

今回は往年の名作「スラムダンク」以来、初めて本棚に並べたいと思った漫画の魅力を語らせていただきたいと思います。

今回は原作版「左ききのエレン」を元に書かせていただいておりますので、リメイク版でお楽しみいただいている方にとってはネタバレになる危険性がございますのでお気を付けください。


キャラクターの魅力

「才能」をテーマの一つに挙げているだけあって、様々な才能・職能を持つキャラクターが登場します。ONEPEACEで言う「悪魔の実」
HANTER×HANTERでいう「念能力」
もちろんバトル漫画ではなくお仕事漫画、リアリティショーなので超能力の類ではありませんが、キャラクターの個性と魅力を引き立てます。

・朝倉光一

凡才。主人公。この漫画の中で唯一と言っていいほどの凡才ぶり。身体能力が中の下の桜木花道です。

・山岸エレン

見る天才。審美眼を活かしグラフィックアートで、伝説的アーティストに。才能が凄まじすぎて嘘発見機の域に達しています。ミルミルの実の能力者です。

・神谷祐介

デザインの天才。広告代理店での光一の上司。異例の若さで出世した会社のエース。帽子が好き。

・加藤さゆり

プロデュースの天才。エレンの幼馴染みで、光一のことが好き。私できるしって感じでイケすかないけど美人だから許せる。意外と顔芸が得意。

・岸あかり

魅せる天才。カリスマモデル。色々とすげえ一家の次女。エロい。魅力が溢れ出すぎているので、操作系念能力者です。

途中でキリがないことに気が付いたのでこの辺りにしときますが、まだまだ主要と言える魅力的キャラがたくさんいます。物語の節々で主人公光一に絡んだら絡まなかったり。

どの世代にも刺さるリアリティ

この漫画のもっとも恐ろしいところと言えます。
学生、社会人、天才、凡才、etc
オススメできないのは活字以外の本を一概にエロ本と呼ぶもはや1番変態だろって思ううちのおじいちゃんだけです。

学生のうちにこの漫画に出会えたら幸運です。
私も大学のうちにこの漫画を読んでいたら、毎日酒飲んでオ○ニーして寝るの繰り返しだった大学生活の500倍は有意義な時間を使い今ごろ億万長者でした。
半分冗談ですが、冗談抜きで自分との向き合い方、自分の夢との向き合い方、仕事との向き合い方、そんなヒントが随所に散りばめられており、学生の特権である自由に使える時間の使い方が変わるかもしれません。

社会人でこの漫画に出会えても幸運です。
働く男の物語、個人的には社会人の方が共感できるシーンが多いと思っています。主人公はクリエイターですが、営業にもスポットが当たったり、「働く」ということを知ったからこそ分かるシーンが多々あります。社会に出てはじめて自分がいかに朝倉光一だったかということを思い知らされる日々だったりしますが、その経験を得たからこそ刺さる名言の嵐です。「天才になれなかった全ての人へ」のメッセージが刺さる嬉しさと、「天才じゃなかったんかい!分かってたけどね!」という多少の悔しさが同時に襲ってきます。

エキサイティング

なんと言ってもこれがないと漫画としちゃあり得ないですよね。主人公を屈辱して虐げて放置するドS系自己啓発本です。

天才たちに凡才が挑む、これがこの漫画の見どころの一つです。
正直かなり待ちますが、待った甲斐があってその頃には完全に朝倉光一に感情移入してるので、非常に熱くなります。あんなに綿密に才能ない才能ないとされてきた朝倉光一がどうやってモンスターたちと渡り合うのか。

特に第二章(原作版11巻〜)。
まだ完結していませんが、一章まるごと凡才が天才に挑むストーリー。また第一章で張られた伏線を回収しつつ、バラバラに思われていたそれぞれのストーリーが朝倉光一に絡み合い、ある意味先日紹介したゲームオブスローンズ的な一面を見せます。すごく熱いです。興奮するとすぐボキャブラリーがなくなります。


記事を書いている本日、最新刊が更新され、全煩悩くんが熱狂の渦に巻き込まれました。

個人的なオススメは原作版ですが、
ジャンプコミックのリメイク版も絵が綺麗で読みやすいかと思いますので、興味をお持ちの方はご自身に合う方でお楽しみいたいただければと思います。
絵だけでなく多少物語の進行が異なりますし、原作版はかなり話がすすんでいます。
まあ最終的には結局どっちも読むことになります。

以上、まだまだいけますが語り出すと字数ばっかり増えて余計にまとまらない記事になりそうなのでこのあたりで勘弁します。

至らない点意味不明な発言妄言等々ございますが、一ファンの素人評論だと思って食べログの口コミ感覚で見逃してください。

貴重なお時間を、取り留めのない雑談にお付き合い頂きありがとうございます。






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