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「SHARE WEEK 2023」、11月10日から開催――「持続可能な共生社会の未来を考える1週間。」、見学ツアーも

シェアリングエコノミー協会は「SHARE WEEK 2023」を11月11~17日の期間、オンラインとリアル会場で開催する。持続可能な共生社会に向けた行動の“きっかけ”を生む、さまざまな「シェア」を体感できる1週間だ。

SHARE WEEKは、社会課題の解決手段の一つとして注目される「シェアリングエコノミー」を学べるイベントである。シェリングエコノミーは、個人が持っている資産をシェア(提供・貸与)することで生まれる、経済の新しい形だ。「民泊」や「カーシェア」などは、その一つである。

このシェアリングエコノミーを知って新たな行動を生み出してもらおうと、SHARE WEEKでは企業、自治体、個人、NPOなど立場が違う参加者全員が共にさまざまな「シェア」を体感するための各種プログラムが提供される。

主催のシェアリングエコノミー協会が設立時から毎年開催してきた「SHARE SUMMIT」を今年は1週間開催とすることで、これまでの「トークセッション」「ネットワーキング」に加え、全国各地での「スタディツアー」「ローカルイベント」も同時開催するなど、さらに充実した内容となっている。

SHARE WEEK 2023[2023年11月10日(金)~17日(金)]
※事前申込制、「トークセッション」は無料(その他は有料)

主なプログラムは以下の通り。


■トークセッション(オンライン)

政府、自治体、大企業、スタートアップ、NPOなど各分野のリーダーが登壇するトークセッションでは、以下の3テーマでさまざまな議論が行われる。

11月15日(水):【社会】Grand Design! 〜AI・デジタル時代の持続可能な共生社会〜
11月16日(木):【事業】Sustainable Business! 〜企業と個人の新潮流〜
11月17日(金):【地域】New LOCAL! 〜分散型社会構想会議〜

例えば、1日目に行われる「WEB3・AIが塗り替える日本の新時代 〜次世代テクノロジーによる社会変革の行方〜」では、ブロックチェーン事業などに取り組むAstar Networkファウンダーの渡辺創太氏、初代デジタル相の平井卓也氏らが登壇する。2日目に行われる「サステナビリティの未来 〜企業成長と資源循環の両立のために必要な具体策とは〜」では、『SDGs白書』にも寄稿しているシブサワ・アンド・カンパニー代表取締役 兼 コモンズ投信取締役会長の澁澤健氏と、エシカル協会代表理事で日本ユネスコ国内委員会広報大使の末吉里花氏が、経済産業省資源循環経済課長の田中将吾氏らと語り合う。

■ネットワーキング(交流会)(虎ノ門ヒルズ)
シェアリングエコノミー協会代表理事の石山アンジュ氏をはじめ、大企業、スタートアップ、自治体、NPOの代表者とイベント参加者の交流会。

■スタディツアー(東京・神奈川・秋田・香川ほか)
現地集合/現地解散で行われるスタディツアーは、最新のシェアサービスや地域のシェア活用事例を体験したり、シェア事業者からサービスをつくった背景や思い、今後の事業展望を聞いたりできる、体験型プログラム。
「DAO型シェアハウス」の見学・交流ツアー(東京都新宿区)や、地域再生・空き屋再生を学ぶツアー(愛媛県松山市三津浜・興居島)など、多彩な取り組みの現場を見学できる。

■ローカルイベント(北海道・大阪・沖縄ほか)
全国各地のローカルプレーヤーとさまざまなテーマで議論や交流を行えるイベント。

例えば、大阪では神戸市と地域事業者の事例から、キーパーソンとつながる重要性やサーキュラーエコノミーの構築を考えるイベント、沖縄ではシェアリングエコノミー協会北海道支部と沖縄支部の合同イベントとして、ドラッグストアチェーンを展開するサツドラホールディングス(札幌市)CEOの富山浩樹氏と沖縄のスタートアップCEOらによる“カジュアルなオフレコイベント”などが予定されている。


既に実施されていたり募集が終了していたりするプログラムもあるが、トークセッションなどを含めてまだ申し込みが可能なプログラムもある。また、オンラインセッション申し込みの先着3000人には、各日のアーカイブ動画が見られる特典が付いている。申し込みおよび詳細は、Webサイトで確認していただきたい。


文:佐々木 三奈
フリーランスライター/校正者、がん患者・経験者の運動を支援する「まめっつ」メンバー

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