【文系/営業職→データサイエンティスト】キャリアチェンジ入社の方にインタビュー(Rさん)
データを重視する企業が増えてきた昨今、なりたい職業として需要が高まっているデータサイエンティスト。未経験からキャリアチェンジでこの職業を目指す方もどんどん増えています。
株式会社D4cプレミアムにも、キャリアチェンジで入社し現在立派なデータサイエンティストとして活躍しているメンバーがいます。そんなメンバーへ、データサイエンティストを目指すことになった背景、目指してよかったことや苦労した点などをインタビューしていきます!データサイエンティストへ一歩踏み出すことに悩んでいる方々の参考となれば幸いです!
今回お話を聞くのは入社8年目のRさん。
大学は経営学部と文系の学部を卒業されており、某メーカーにて営業の経験をお持ちでいらっしゃいます。
※株式会社データフォーシーズ(以下D4c)は2022年1月に分社化し、現在Rさんは株式会社D4cプレミアムに所属しております。以下の転職・入社時のエピソードは当時の社名=「D4c」で記述しています。
興味ある授業をたくさん受講した学生時代
ー大学ではどんなことを勉強されていましたか?
経営学部にいましたが、時間を見つけては他学部の面白そうな授業を受けていました。法学・社会学・心理学・比較文化論…意外と好きだったのは哲学でした。単位にならないものでも興味のある授業を色々と聞きに行っていましたね。知らなかったことを新しく学ぶことが楽しかったです。
入学前から「日本は資本主義だし、世の中は企業が作っているようなのでこれについて学ぶべきでは」と考えていたところがあって、経営学部に入ろうと考えたんです。
1社目の営業職でもデータの力を感じていた
ー大学卒業後、どのようなお仕事をされていたのですか?
某メーカーで企業向けの営業を5年以上行っていました。営業提案を続けていくうちに、「お客様が求めているものにもっとマッチングした提案ができないか」と悩むことがありました。もちろんあてずっぽうでは当たらないし、経験でそこまでもっていくには年月が必要でしたし…そういったことを考えているうちに、「データから攻められるのでは」と思うようになりました。
その当時は例えば、自社メーカーの商品だけでなく店舗全体の売れ筋商品からその店の客層を考え、その客層に刺さる商品を提案するなどしていました。やっぱりお客様が興味のないものを提案しても仕方がないですよね。お客様に「そう!これ欲しかったんだよ!」と言っていただけたら楽しく、やりがいにつながると考えていました。
また、企業の意思決定にも客観性の高い情報が必要なのでは?と思い、そういったこともデータから出せないかと考えていたということもありました。
データサイエンティストという職業との出会い
ー営業経験の中でも「データの力」を感じていたわけですね。
そこからデータサイエンティストという職業、またD4cに出会うまでにはどういったストーリーがあるのでしょうか?
今から10年、偶然見た動画サイトで「数学的アルゴリズムを駆使したり、データを可視化して示唆を出すそれがデータサイエンティストだ」というような動画を見たんです。そのとき初めてこの職業を知り、「こんな仕事があるんだ」と思いましたね。
そこから2年経ったくらい、1社目からの転職をぼんやり考えていた夏、他社主催のものですがデータサイエンスの講習会に参加したんです。そこでデータサイエンティストの詳しい仕事内容を聞いていくうちに、「これが自分のやりたかったことだ!」とものすごくわくわくしました。
当時すべてを理解できていたかはわかりませんが、「例えばこういった方法論を使えば、離れていく顧客が予想できるのか。すごいな」と衝撃を受けました。それまでデータサイエンティストという仕事に漠然とした理解しかなかったんですが、具体的なイメージがついたんです。
講習会の途中で「この仕事でやっていきたい」と思い、その場で転職サイトを開きデータサイエンティストと検索して…そこで見つけたのがD4cの求人だったんです。当時はデータサイエンティストの募集自体があまりなくて。このタイミングで見つけていなかったらD4cに入社していなかったかもしれないと思うと不思議です。
それからD4cの企業理念「メンバーの成長と成功、クライアントの成長と成功、会社・事業の成長と成功」や、ミッションの「データ解析で世の中を変える!」などを読んで、こんなことを考えている企業があるんだ!と気持ちが高ぶりました。なんだかとても嬉しかったです。
転職活動時に考えていたこと、勉強したことなど
ー転職活動をする際、大切にしていたことはございますか?
受けたのがD4cだけなので他社と比較した答えではないのですが…応募を決めて面接が進んでからも、やりとりする皆さんがとても良い方ばかりでした。特に担当してくださった面接官の方がとても親身に話を聞いてくれて。
お忙しいであろう中、いち候補者、しかも未経験の自分にちゃんと向き合って話を聞いてくれたことに驚きました。これまで何を考えてきたかなんてことも聞いてくれたんですよね。きちんと見てくれている感じがすごくしました。今思えば、それが自分にとって転職を決める上でとても大切なことだったんだと思います。
ー未経験の職業に転職することはとても勇気のいることだと思いますが、Rさんを突き動かしたのは何だったのでしょうか?
もともとIT業界には興味があったのと、先にもお話した通り、学生時代から「世の中を動かしているのは企業で、その企業を良くしていく仕事をしたい」という気持ちがずっとあったことが大きいです。データサイエンティスト以外には、コンサルティングの仕事も考えたりしました。これも「企業を良くしたい」という気持ちからきていますね。
転職すること自体への勇気でいうと、やっぱりデータサイエンティストという職業を知り「これが自分のやりたかったことだ!」と思ってしまったことが大きいですね。ただ同時にこの仕事でやっていくことは、未経験である自分にはとても長い道のりなのだろうと感じました。そんなことを考えている中でD4cにオファーをもらえたとき、「これで飛び込まなかったら絶対後悔する」と思ったんです。
ー飛び込まなければ後悔すると思える職業に出会い、実際その職業に就けたということは実はとてもすごいことですよね。では、未経験のデータサイエンティスト職に応募するにあたりご自身で勉強などしましたか?
講習会へ出向いたこともその一つですが、1社目の仕事をしながら休日に本を読むなどして独学で勉強をしていました。あとはとあるBIツールの勉強もして資格を取得しました。それ以外にもIT関係の講習会を受けたりしました。もともとそういった勉強は好きだったんです。
データサイエンティストとしてのキャリアがスタート!
ー1社目の会社で営業のお仕事をしながら、プライベートの時間で勉強をされていたんですね…!D4cに入社してからはどのようにしてお仕事をされていったのですか?
入社して最初はとにかく必死でした。新人研修はとても有意義なものでしたが、ついていくのは大変だったと記憶しています。仕事の初めはとにかくデータ処理で間違いがないことに注力し、何度もチェックを重ねていました。
どうすれば自身の分析が役立つのか、どういった方法論があるのかを観察・調査して学んでいくうちに、少しずつお客様が課題に感じていることや求めていることがわかり、自分なりの提案ができるようになっていきました。業務後にも勉強を重ねて手持ちのカードを増やしつつ、どう貢献できるかを常に考えていました。
ー他の職業を経験しているからこその強みもあると思うのですが、いかがですか?
営業の仕事をしていたからか、粘り強さはあるのかなと思います。あとは企業を1社経験しているからか、お客様が求めていることがなんとなく分かるとかそういうことはあるかもしれません。
あとは、もともと人見知りで引っ込み思案なのですがD4cでは話しかけやすい人だと思ってもらえているようなので、そんなキャラクターの変化も1社目を経験していることが大きいのかな、と感じています。
キャリアチェンジ・D4cを選んでよかったこと
ーデータサイエンティストにキャリアチェンジしてよかったですか?
よかったです!こういうことをやりたいと思っていましたし、1社目で営業をしていた時に抱いていた「データを使えば、より着実かつ効率的に企業の意思決定に関わることができるのでは」という自分の考えは合っていたと言えます。色々な方に影響を与える重要な仕事をさせてもらっていると感じますし、そういった意味でも満足度が高いです。
データサイエンティストは最先端の仕事だと思っています。「これがきっと世の中を変えていくだろう」と思えるので、そんな仕事に関われることは嬉しいことです。
ーD4cを選んでよかったことは何でしょう?
人が良いところです。素直にすごいと思える方ばかりです。上司・先輩はもちろん、後輩にあたる後から入ってこられる方々も聡明な方ばかりなんですが、話しかけやすい明るい方が多いです。D4cのすごいと思うところの一つは、そういう方々が集まっているところです。
ー反対にD4cに対してもっとこうなったらいいなと思うことはありますか?
データサイエンスやAIの世界は日々変化し、対象となる分野や業界、必要な知識は拡大していると感じています。対応する知識を学んでいく姿勢は当然ながら必要ですが、個人がもともと持つバックグラウンドも多様なものであった方がいいと思います。
そういった意味ではD4cには既に様々な経歴を持つメンバーがおり多様性は高いですが、この多様性がもっと拡大していったらいいなと思います。個人的にそういった様々なバックグラウンドを持つメンバーと話をするのが楽しいという理由もあります(笑)
キャリアチェンジを考えている方へアドバイス
ーでは最後に、同じようにデータサイエンティストに興味はあるけど未経験で踏みとどまっている方にアドバイスをお願いします!
データサイエンティストは、色々な局面で学び続けなくてはいけない仕事です。必要な知識の範囲もどんどん広くなってきており、永久に終わりはないな、と感じます。これを支えるのは意外と”熱意”のようなマインド的なことなのかもしれません。機械学習やAIなんかを見て「おおすごい!」とわくわくするような方、そしてそれで企業や世の中に貢献したいと思われる方はぜひチャレンジして欲しいです!
また、D4cは教育制度が充実していると思います。未経験の僕がデータサイエンティストとしてまず歩き出せるようになれたのはこの研修のおかげでした※。気持ちがある方は、ぜひ勇気を出して門を叩いてみてください!お待ちしています。
※ご経験値によって研修内容は異なります。
ーありがとうございました!
一つ一つの質問に終始丁寧に答えてくださったRさん。学生時代から抱いていた「やりたいこと」にご自身の力でたどり着き、「データを扱うのは大変。でもやりがいがあって楽しい!」と笑顔で語る姿がとても印象的でした。これからもご活躍を楽しみにしております!
(インタビュアー・書き手:吉田)
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