D2C 広告審査業務について Part2
こんにちは!
D2C宮崎オフィスです。
「広告審査部」の業務概要については、過去に1度、少しだけご紹介をしたことがありましたが。
この度、更にもうちょっとだけ深掘りして書いてみようと思います。
普段、私たちが審査業務について「何を」「どのように」審査判断を行っているかを感じていただければと思います。
全審査担当者の要、『広告掲載基準書』について
私たちの審査業務のほとんどは「広告掲載基準書」をもとに行っています。
☝こちらは『NTTドコモ メディアサイト』に一般公開されている広告掲載基準書(広告掲載ガイドライン)です。
実際の審査担当者が日々参照している基準書はもっと細かく基準が定められていますが、これをご覧いただくと、少しイメージしやすいかと思います。
この広告掲載基準書のルールはユーザーに対し、安全・正確で価値ある情報を提供するために定められています。
そして中身を大きく分けると、以下2つに分類されます。
・景表法や薬機法などの広告関連法規
・メディア独自のルール
そしてこの2つの中にも、掲載媒体(主にNTTドコモの各種サービス)の特性に応じて独自のルールがあったり、掲載している広告の業種ごとに注意すべき点が細かくあったりと、審査項目は非常に多岐にわたります。
また「審査担当者が日々参照している基準書はもっと細かく基準が定められています」と先ほどお話しましたが、多種多様な広告表現について、全ての判断がこの基準書に載っているわけではありません。
そのため、広告に関連する行政や消費者団体から都度リリースされる情報を確認したり、弊社も加盟しているJIAA(日本インタラクティブ広告協会)やJARO(日本広告審査機構)といった広告関連の協会や団体のセミナーに参加し、昨今の広告関連法規や違反事例について、常に知識とルールをアップデートしています。
その調べた情報をもとに「ユーザーにどのような影響があるか」「掲載媒体のルール(メディアポリシー)に反するものでないか」などを総合的に評価し、審査担当者同士で目線を揃えつつ判断を下します。
つまり、広告審査という仕事は案外と「団体競技」だったりするわけです。
審査には、ロジカル思考も重要。
審査担当者同士で目線を揃えつつ、という一方で。
「広告掲載基準書」という同じルールのもとで判断していても、審査担当者の間で意見・解釈の異なるシーンはどうしても出てきます。
※というか、毎日出てきます、ハイ。
また、なんとか苦労して意見・解釈を揃え判断した後に、私たちの審査判断理由をクライアント(広告代理店や広告主)にお伝えする場合もあります。
そういった「審査担当者間の目線合わせ」「クライアントへの判断理由の伝達」の際に必要となるのが、自分の考えを相手に分かりやすく正確に伝えるためのロジカル思考と、それを言語化するコミュニケーションスキルです。
正確に情報が伝わらないことにより、審査判断の齟齬が起きたり、クライアントとの間で何度も目線合わせの作業が発生することがあるため、いかにロジカルに考え、それを的確に表現・説明できるかが重要になります。
適切な審査判断とその判断説明が行える審査担当を育成するため、広告知識に加えてロジカルシンキング等のビジネススキルの研修にも力を入れています。
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以上、今回は「広告審査」の具体的活動について、実際どのように私たちが審査判断をしているか、という部分をご紹介いたしました。
先ほど少し触れた研修内容については、また改めて別の記事でご紹介したいと思っています。
ぜひそちらもご覧になってください!
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