新海誠
2016年に3年ぶりの新作「君の名は。」公開。
監督、脚本の新海誠は、絵コンテも描く。
宮崎駿の再来かと期待された。
興収250億を越え、鬼滅に抜かれるまでは、
日本で「千と千尋の神隠し」「タイタニック」
「アナと雪の女王」に次ぐ4位という功績。
この年は「シン・ゴジラ」が公開され、
庵野秀明監督の非凡さが賞讃された。
彼にとっていい転機になればと思う。
新海誠も庵野秀明も、
プロデューサーを軽視したのだろうか。
宮崎駿には鈴木敏夫がいた。
彼無くしてジブリの功績は無い。
「君の名は。」は、東宝ががんばった。
だが、漫画原作の映画化が、効率良く稼ぐ中で、
次作「天気の子」は振るわない。
出版コンテンツの仕事に、
長く携わった僕にとっては、痛し痒しではある。
鈴木敏夫は元徳間書店であり、
「アニメージュ」の偉大な功績は揺るがない。
ガンダムの壁、ジブリの壁だ。
アニメにはキャラクター・デザインと、
作画監督がいる。
「君の名は。」には、そのどちらにも、
安藤雅司がいた。
ジブリ作品にも参加していた彼は今年、
初監督作品を公開する。
上野菜穂子原作、「鹿の王」だ。
次の世代は確実に育っている。
あとは、プロデューサーだ。
ショービジネスは原点回帰を。
才能で稼ぐのはいいが、
才能を潰さないで欲しい。
映画プロデューサーに限った話ではない。
自分の未来を賭けて責任持てるか。
他人のせいに、してはいけない。
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