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異世界に飛ばされたと思ったらホワイト企業だった

とりあえず新しい場所で働きはじめました。やっていることはヘルプデスク兼、社内SE的な仕事です。以下感想。

ホワイト企業だった

面接の時にマネージャーさんや職場の雰囲気からなんとなくそうなんじゃないかと思ってましたが、ホワイト企業でした。

以下に、なぜそう思うかを挙げていきます

罵声を発する人がいない

名前が知られているかなり大きい企業なので、学歴というか教養が高そうな落ち着いた人が多い。頭が良い=無駄なことにエネルギーを注がない。

感情を浪費するのは無駄だし、あの静かな雰囲気で怒りを露わにすると明らかに周囲から浮いて「私は感情制御できない愚かな人間です」って言うようなものなので、当たり前といえば当たり前なんですが声を荒げて怒る人が皆無。

マネージャーがまとも

一緒に入った新人さんがちょっとポカをやらかして、入って日が浅いので自分も一緒に注意点の説明を受けました。そこで出た一言

「〇〇さん(ポカしちゃった人)、引き合いに出してごめんね。説明が遅れて申し訳なかった

は?え?今、何て?一瞬耳を疑ったんですが、話し方も丁寧であり威圧感が一切なく無駄のない説明。

前職だと「てめぇ何やってんだよ!○○は読んだのか!言わなくても当たり前だろ!」でしたね(※一応IT系)。どちらのタイプに人がついていくかとか、もう一目瞭然ですね。

風邪で休んでた人が出てきた時にも「体調もう平気?無理して出てこなくても大丈夫だよ~」と穏やかな声がけ。

明日私用で遅れますという人にも「こっち(現場)は心配しなくていいから、ちゃんと時間取って行ってくるといいよ」と穏やかな声がけ、タスクコントロール。

あ、このマネージャーさん出来る人だわ、、

無駄な朝礼・夕礼がない

前前職だと週明けに全員起立して社員のスピーチを聞かされる(20分)とか、毎日朝礼や夕礼があって意味の薄い時間を取られがちでした。情報共有って意味では意味が全く無いわけではなかったですが、そもそも共有のためのメール等をしっかり読んでいれば必要ない。

朝礼夕礼自体がありませんでした。

始業時間になると皆が自然に仕事を始め、夕礼もないので終業時間になったら自然にスッと帰っていく感じ。グループの人数も少ないので、共有が必要なことはその場で必要な人に話すか、メールを出す感じ。

週末に短時間のミーティングはあるので、そこで各自の作業進捗や予定を共有する形。それもお昼前のリミットある時間内でやるので無駄がない。

集中力が一番高いと言われる11時付近にやることで必然的にスピード感が生まれるので、上手いと思いました。前のとこだと夕方の逆に集中力落ちる時間帯だったからだらだら2時間とかになって効率がよくなかった。

優しい人・親切な人が多い

今までいたところがドライすぎたのかもしれないですが、何というか人情味がある人が多いです。直接的に対外に商売する性質の会社ではないからか、何かに追われて余裕を失っているような人がいない。

PC関連ではリテラシーが高い人は少ないので、何かのトラブルで直接サポートしてあげることも何回かあったんですが、毎回必ず心のこもったお礼を言われます

フロアで迷っていたら声を掛けて貰えます

ここは天界か、、

自律に任されている

基本的に、ああしろこうしろという命令は一切なく、タスクははっきりしているので各々が黙々と仕事を片付けていく感じ。明確な指示はないけど、放置されているという感じでもないので、手持ち無沙汰な時は資料読んで自習したり、リーダーの人に手伝える事がないか聞くぐらいでゆったり進行。

週末に実績の報告はあるので、やることがないタイミングでそれぞれ課題の整理したり情報整備に当てているようです。何かしら問題があれば、マネージャーさんにすぐ声を掛けられるので窮屈さは感じない。

帰りやすい

その日のタスクが終わったら皆さんスッと帰ります。普通の会社より終業時間が少し手前なので、終わりを意識して仕事している感じ。
会社自体がそんな雰囲気で、相手が社内の人向けのヘルプ職なので、前前職のように相手(顧客)の都合のために残業するということも当然なし。

PCのスペックが高い

これが一番びっくりしたかもしれない。
事務的なノートPCにもかかわらず、スペック高めでメモリもしっかり8GB積んでる。自席にあらかじめワイドモニタ完備。各種周辺機器も潤沢に。

ぶっちゃけ近年のOfficeとかどんどん重くなっていってるんで、メモリ4GBじゃ正直足りないしCPUしょぼいと関数入ったExcelやページ数多いPDFとか表示遅延するし、何より動作の引っ掛かりが日々ストレスとして蓄積していくんですよね。

必要データをすぐに開ける、ソフトがすぐ立ち上がるとか超重要

しかもそれが社内標準のPCなので、つまり、道具にかける予算をケチる必要がない=利益が出ている。またはスペックを十分なものにすべきと決裁する側が考えている。

日々使う道具をしっかり性能が高いものにしておけば、時間と集中力の無駄が節約出来るのでPCスペックが高いかどうかがその会社の状態を測る物差しではあるな、と改めて思いました

いやもうほんと、Celeron載せメモリ4Gとか使いたくないんですマジで。

職制の差別がない

今までのとこは「派遣さん」「パートナーさん」とかそういうワードが当たり前に飛び交って、使うメアドはMxxxx@~とかよくわからないナンバリングで「あー、自分たちは備品なのか、、」って思わざるを得ない場面があった。

ちゃんと実名のメアド貰えました。
そしてしっかり名前で呼ばれます。

2020年4月から同一賃金同一労働が施行されますが、その場合もこういった会社だとスムーズに適用されるんじゃないかって思います。こんなホワイトな会社でも派遣の人は自分含め結構な割合でいるので、同法の適用でどう変えていくのかちょっと興味はあります。

派遣社員をまるで交換可能な物か何かのように扱ってた前職とは大違い。ちなみにその企業グループの製品(TV)が部屋に陣取っててロゴも見たくなくなってたので断捨離しちゃいました。ついでにその企業も社会から断捨離されて不幸な人が減りますよう願い奉ります(呪)

談笑が起きる

基本は黙々と仕事片付ける流れなんですが、一日の中でどこかで必ず笑いが起きます。緊張が続くタイミングもあるのでこれがかなりありがたい。

自分はあまり話上手ではないので聞き役ですが、緊張が続かないように相互に気を配っているんじゃないかなーと。しかめっ面で仕事しているような人がいないのは心地よい。

今までやってきたことよりレベルが高い

過去にやっていたことはベースラインで、求められるレベルは結構高い印象。

短期間で辞めてしまった人もいたそうですが、相応の知識と経験がないと扱うシステムの概念から理解しないといけないのでそういった意味では大変かな。

前前職で10年やってきた期間が何にも結実しなかったなーと、ここ数年ずっと引きずっていたんですが、何かようやく報われた気がします。もうゴールしちゃってもいいですか、、?

仕事が苦しい人は断捨離して掃除してとりあえずゆっくり動いてみる

今の場所だったら、そこそこ大変な事があっても働けるし4時に起きて仕事行きたくないなー、というのが一切ないです。

働きたくなかった =(働くのが嫌だと思うしかない場所で)働きたくなかった 

でした。やった事で誰かに喜んで貰えるので、自己効力感も高まり精神的な疲れが少ない→休日の今日も目覚めが爽快。

仕事が苦しいなら、場所を替えるのほんと大正義。
エネルギーを奪われる場所からは、↓のような方法で縁を断ち切り、

部屋にある物を見直し断捨離し、

不安の元になる余分な情報を断捨離し、

ここまでで、不安や心配がかなり減っていって次の仕事を探すことにも抵抗が減っていって少しずつでも動けるようになっていました。

振り返ると、自分に本当に何が必要だったかの選別と心地よく安心していられる場所にするための掃除、どうでもいい情報に心を揺らされないように遮断する、というのが大きかったなと思います。

もちろんダメージが大きすぎて動けない時はまずしっかり休んで、周囲に何と言われようが迷惑掛けてると思おうが問答無用で休む。セーフティネットを存分に使い倒して休みまくっていいと思います。

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