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【4/24】クラクフはどうして鳩が多いのか!

ゆっくり起きて、簡単にヨーグルトを食べる。ヨーロッパのスーパーで売っている、黄色いお花が目印のバニラ味のヨーグルトが美味しく感じる。日本ではほとんど見かけないので、帰ったら食べられないことが残念。

この日はかなり暖かく、アパートメントから徒歩10分くらい歩いた中央広場には半袖の人が少なからずいた。昨日、中までは見られなかった聖マリア大聖堂を見学する。あとは、織物会館にあった小さなバッグを買おうかとけっこう真剣に検討した。

聖マリア聖堂(これは前日の夕方の写真です)
の、中

というのも、翌日はヴィエリチカ岩塩坑、そして翌々日はアウシュヴィッツ博物館に行く計画を立てていた私。どちらも大きな鞄の持ち込みが禁止で、35×20×20以内のものしか持ち込んだらだめなルールになっていたのだ。私がこの旅行中ずっと使っていた無印のリュックは最長辺が42cm。潰したら35cm以下になるから勘弁してくれ〜ん?と思っていたが、そういうのがどの程度まで通用するのかいまいちわからなかったので、小さい鞄を買うべきか否かけっこう迷っていた。結論からいうと、潰したら35cm以下になるから勘弁してくれ〜ん?で両方ともいけたので、小さい鞄を買う必要はなかったし、買わなかった。

中央広場からクラクフ本駅のほうまで歩く。クラクフはどこを歩いても楽しい。視界の中にどこかしら美しい場所がある。ときおり街を走る真っ青なトラムもなんだかかわいく見える。あと、道を間違えにくい。中央広場を緑豊かな公園が囲んでいて、この公園に沿って歩くとほとんどの場合、ちゃんと目的地にたどり着ける。

どこを歩いてもきれい

そんな感じなので「余裕だわ〜」と駅に来て、翌日乗るヴィエリチカ岩塩坑行きのバスの乗り場と、翌々日乗るアウシュヴィッツ博物館(オシフィエンチム)行きのバスの乗り場を確認しようと思ったのだが…確認しといてよかった。私がアホなだけだが、乗り場がよくわからなくて本駅のショッピングモールのまわりをしばらくぐるぐるしてしまった。当日にこれをやってたらかなり焦っただろうし、最悪乗り過ごしてただろう。確認しといて本当によかった〜! 

ヴィエリチカ岩塩坑行きは普通の路線バスで、オシフィンチム行きは長距離バスなんですね。なので乗り場が異なるのでした。どっちもバスターミナルから出るのかと思っていた。

長距離バスが出るターミナル。オシフィンチム行きはここから出る。

バスの乗り場を確認し終えたあとは、クラクフでは自炊をするので食材を買うため市場へ。海外の市場は楽しい。知っている野菜でも日本で売っているのとはサイズが異なったり、日本では見ない謎の食材があったりするからだ。

楽しい市場

そんな感じでふらふらと市場を歩き回っていたところ、ある売り場の前でおばさんにナイフで切った苺を差し出される。苺は買わないです〜、という雰囲気を出してみたが「とりあえず食え」という感じで切った苺を見せるおばさん。まあいいかと思いもらって苺を食べると、次はトマトを切って差し出すおばさん。というわけで、結局この売り場で巨大なトマトを買ってしまいました。試食販売にまんまとやられる私。

他、パスタを買ったり、バゲットを買ったり、にんにくを買ったり、ナスを買ったりする。この日は、なんなのかさっぱりわからない謎野菜に手を出す勇気はまだなかった。4日間ですべて使い切らなければならないのでなければ、瓶詰めの謎漬け物とかも買ってみたかったなあ。

ところで、どこを歩いても上品で落ち着いていて美しい、それもハイテンションな美しさではなく地に足が付いた静かな美しさが魅力のクラクフですが、1つ欠点をあげると、鳩が異様に多いことです。

この写真には奇跡的に鳩がおらぬ

今回、エストニアを除くとどこもめちゃくちゃ鳩がいて、どこの国でも「鳩がいるな〜〜」と思っていた(エストニアは鳩の代わりにカモメがいた)。しかし、クラクフはその中でも群を抜いて鳩が多かった。理由は不明である。外を歩いていて鳩が視界に入らないことがないくらい、鳩がいた。広場などに行くと本当に尋常じゃないくらい鳩がおり、「これ写真に撮ったらグロ画像じゃん」というほどだったので、撮影の際アングルにはけっこう気を遣ったのです。

怖かったのは、クラクフのかわいらしいワンさま(と呼びたくなるくらい見た目はとても品のいい飼い犬)が、鳩の集団を目掛けて走り出したときである。ぬいぐるみみたいなマルチーズのワンさまは遊びのつもりで鳩を追いかけたんだろうが、犬から逃げるために鳩が一斉に飛び立ち、近くを歩いていた私に激突しかけた。鳩と正面衝突したら普通に痛いし一生のトラウマになりそうなので、私は必死に逃げなければならなかった。犬! かわいければなんでも許されると思うなよ! 鳩を追いかけるな! 私はなんとか免れたもののたぶんこういう事故は度々あって、広場で鳩の死骸を見つけてはテンションが下がったものです。鳩よ。

他の都市に比べてクラクフが特別に汚いとかゴミが落ちてるとかはなく、普通に綺麗な都市だと思ったんですがなぜこんなことになってるんでしょう。クラクフ、本当に美しく、居心地がよく、私は大好きなんです。鳩が異様に多いことを除いて…。

市場では店の人に追い払われる鳩(でもいる)

さて、市場にはなかったスープのもと、バターなどをスーパーで追加購入し、アパートメントに戻る。作ってみた結果は…

私の好きなバニラ味のヨーグルトは黄色いお花が目印

とりあえず食べられはするが微妙なものができました。まあ自分の料理力に期待していたわけではないので。市場で買い物をしたいという夢を叶えるための自炊なので。いちばん美味しかったのはバターです。有機玄米茶はラトビアの、オーガニック系スーパーみたいなところで買ったやつです。

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