2024年の冬春短歌
冬春短歌
『夢でしか会えない』
夢で会う夢を見た朝幸せが続いてる夜一人寝の夜
『白と赤』
凍る夜雪に埋もれて光る実の赤き万両ひと粒は我
『憂鬱が好きになる』
憂鬱と呼ばれる雨を少しだけ好きになる時君といる時
『RPG』
遠い過去私を旅に連れ出した音楽と絵がもういない今
『不安定』
思い馳せ幾夜泣く梅笑む桜散り咲く春待つ心揺らぎ
『おくりもの』
なにもない手のひら見つめため息を花びらに変えて君に贈る
『誕生日』
遅咲きの花びら舞う日に年重ね一年の幸を願う暖春
自己充足
なんにも書けないと思っていたけれど今年に入ってちょこちょこと短歌は作っていたらしい。
夜の不安定な時間にSNSに出没しては短歌置いて去る、みたいな活動。それでまず満足して、寝て朝起きて一つでもいいねついていたら嬉しい、みたいな自己充足感。
ふと、INFJって詩とか短歌とか作るのも読むのも好きそうって思った。
私は。
言葉少なくても背景とか感情とか勝手に補完するし、日常のちょっとしたことや自然の風景を詠んだのが好きだし。長文読むのも全然苦にならないけれど、情感が凝縮された短文読むのも好き。
別に焦る必要はない。
書けなければかかなくていい。
それでも。
今ふと思いついた感情を、今目にした情景を、するっと三十一文字に乗せてネットの片隅に流していきたい。