きっと生きてる
保湿液は残さず広げ耳裏にかゆみを感じる笑わず吐息
耳を噛む癖があった恋人は今も生きてるきっと生きてる
現代短歌はかゆい背中をかけない時に自ずと降りる あ、オレ生きてる
【徒然】
現代短歌をインストールしている。
私の最近の現代短歌の定義は、平凡な気づきを平坦な調子で詠む。それは、生き方などの人生観を暗喩的に表現し、ややブルーカラー的な苦労を抱えつつどこか高踏的でもなければならない。それが労働者の苦労ではなく歌人という芸術家であるという自負から、現実的な浮世離れ感を出さなければならない。
山崎方代や佐藤佐太郎などがしっくり来る歌調なのではないだろうか? 後は下句に表現の飛躍、あるいは結句の飛躍が多い印象である。
反歌、強化年間。
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