歌観は変わるもの

 ある長歌が、ほとんど推敲を終えた。
 何度か書き直そうと言葉を変えてみたりしたが、
 今の形が一番いいように思う。
 言葉は短い。
 その分、暗喩やイメージあるいはモチーフを入れている。
 ただ、それではただ「重たくなる」から
 ところどころ無駄な余計な言葉を入れている。
 ここを削ろうとすると「固くなる」という
 ライトバースの難しさを感じる。
 完璧より少し「抜けている」方が
 「ゆとり」があってかっちりする。
 ところどころ韻律も変えて
 都々逸のような部分もあり、変化がある。
 人が信仰で全てが変わるように
 歌も思想一つで全く美意識が変わる。
 あの恨み節から
 「重たい軽さ」を追求する人間になるとは、
 去年の私は知らないのだ。
 人は、いつでもやり直せる。
 私の罪を負うために
 御子イエス・キリストがご降誕下さる。
 私たちは、そのクリスマスの喜びと救いを
 待ち望んで感謝してアドベントを過ごしている。
 信仰一つで人が変わるように
 思想一つで歌も変わるかもしれない。
 その萌芽は、この歌だったかもしれない。
 一発の出来事ではなく、
 徐々に思想は変化する。
 評価されるか分からないが、
 ライトバースを作っていきたい。

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