けむりの国
ほととぎす鳴きつる方の月影の濁りも酔い明けたちゆく紫煙
モーセ 柴が燃えている―― あぁヤハウェが呼ばれた(Ex.3:1-6)
律法 十戒は二枚の板に自らの指で書きゆく 神の手の業(Ex.32:15,16)
ダビデ このシオンを我が臨終の地とする(1Kgs.2:10)
けむり エルサレム主の箱が来る幕屋の燈(ひ)夜も灯され神の臨在(2Sam.6:17-19)
イエス 神は死んだ者の神でなく、生きている者の神なのだ(Lk.20:38)
神殿 けむりの国の燔祭に 血の雨が降る預言者を
幾度も召した山の上に 固く据えられた神の王国(Mt.5:17-20)
反歌
新しき預言を建てよ 唇に神鳴りが触れる――そのか細い声を
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