職人さんの道具 卵のラビオリ
手作りが好きです。手の温もりが感じられて。
稲刈り手伝ったときに農家のおばちゃんにいただいた、顔のようにおおきな塩むすびのおいしかったこと。
何ヶ月もかかって実ったお米を、”あついうちににぎらないとおいしくないのよ!”と笑いながら、やけどしそうなあつあつのご飯を握ってくれて。
みならってやってみました。火傷しました。でも、ふしぎなもので、なんどもやっているうちに、握れるように。。。なんか、すこしだけおばちゃんたちに近づけたようで嬉しくなりました。
ラビオリ作る時の道具。イタリアのマンマたち、使い込んだ、なんか、マンマのマンマのころから使っているような手作りの道具で切っていて素敵だなと。
最初に買ったのはこれ。それなりに良いお値段していて、清水の舞台からえいっ、でしたが、日本ではこれ一択だったのでやむなく。
でも、これ、よれるんです。まっすぐ切ろうとしても、歯がゆらゆらするので、右にいったり左にいったり。飲みすぎた酔っ払いのように。それで電柱と喧嘩したのはわたしです。
さがして、さがして、やっと見つけたのがこれ。
歯がしっかり回ってくれて、台にすいつくような感じでまっすぐ切ることができて、切り口が美しくて、それでいて台へのあたりもやさしくて。
ああ、素敵な職人さんの技だなぁ と。
手作りで、もう作れる人も減っていると聞いて、わたしが買うことで、ほんのちょっとだけど助けになったのならいいなぁと。
で、思わず、買ってしまったのがこれ。
押すだけで、切るのと縁をおさえて中身がでないようにするのと同時にできるすぐれもの。えーーーーなお値段しましたが。
作ったものをお見せします。卵をリピエノにしたラビオリです。
食べると、なかからカルボナーラが出てくるイメージ。
卵白多めにして、よくこねて延びの良い生地にしました。
茹で卵をフォークで潰して、パルミジャーノをすりすり。ナツメグも入れて。イタリアのマンマたち、ナツメグおろして使っていて、たしかに風味が全然違いました。瓶にいれておけば一年以上大丈夫です。あ、おろし金きたな!
生地の上に、むにゅーっと絞って、もう一枚生地のおふとん被せて、で、殿下の宝刀、ラビオリカッターで、むぎゅーっと押して。これ、真ん中にバネが入っていて、凹むようになっているので、押すだけで空気抜きながら切れる優れものです。縁もきちんとくっつくし。やっぱり職人さんすごい。
茹でて茹で汁ちょっととバターちょこっとで和えて出来上がり。
。。。お星さま?太陽?。。ちょっときらきらした感じが素敵!職人さんに感謝!。。。ううう。わたしには似合わない(泣)。
今日もおつきあいいただいてありがとうございました。
、、、この、どこいくの、どこまでいくの、な暴走をお楽しみいただけると嬉しいです。
お礼に、昨日収穫した我が家のとうがらしくんの写真をごらんください。
これにも悲喜こもごものお話がございますが、また後日。
今日も素敵な一日でありますように。
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