見出し画像

自然農法の果樹園を見てきました。たまにはちょっと真面目に。

前口上

 う〜、普段あんまり頭使うとらんので、知恵熱が出そうな。集中力3分しかもたないし、ってウルトラマンちゃうってねwww。ま、たまにはお料理以外でちょっと真面目なお話ということで。
野菜、果物、お魚、お肉、どんな育てられ方しているか、その育て方が自然環境とかにどんな影響があるのか、また、作られているものがどう変わるのか、とか知りたいと思ってて。無農薬有機栽培とか言って売ってても今ひとつ違いがわからないものもあったりして、きちんと作られているところから見た上で食べてみないとわっかりましぇ〜ん、と。
 由緒貧しい山育ちのおかげで、そのへんや山に生えてるの採ってきてまんま食べてたりしてたので、究極の無農薬有機栽培?なもの、売ってるのと味の濃さも食感も全然違ってて、良くも悪くも”ワイルドだぜ〜(古!)”な感じで。品種もあるんでしょうけど、温室で栄養配分考えられた化学肥料使ってすくすく育ったエリートさんと違う強さがあって。もちろん、安く良質なものを作るために血の滲むような努力されてる結果だし、おかげで品質の良いものを安く買えてるし、アクの強い野菜とか嫌われそうだし、どちらがいい、というお話ではないんですが。
 ということで、とあるプロジェクトで自然農を実践されている方の果樹園を見せていただくことができたので、ご紹介というかちょっと考えてみました、な、今日のお話。めずらしくちょっとお堅いお話ではございますが、備忘録を兼ねてるのと、普段食べてるものについて、考えてみるのも大切かと。御用とお急ぎのない方はお付き合いいただけると嬉しゅうございまするぅ。

行く前にちょっとお勉強した本はこちら。

自然農法、農薬も化学肥料も使わず、雑草もそのままにしたり。有機無農薬栽培よりさらに自然に近い育て方するもののようです。もちろん作物がちゃんと育つように様々な工夫はされてますが、土の力を取り戻し作物の生命力を最大限に生かす育て方されてます。

雑草は刈らない。踏むだけ

一番驚いたのは、雑草がそのまんまになっていること。ぼ〜っとして見たら果樹園とは見えないかも。冬でこれなんで、夏はぼうぼうになりそう。雑草が伸びてきたら、踏んで勢いを弱めるだけ、基本的に農薬や肥料はほとんど使わないとのこと。果樹もほとんど剪定しないでそのまま。本当に自然に任せている感じ。

稔っているのはスイート・スプリング。まだあまり流通していないめずらしいもの。

地面はいろんな雑草で覆われていて。ところどころにハーブや食べられる野草も。

土がふかふかでとても豊な感じ。
寝起き(?)の七星天道虫。農薬使ってないから害虫食べてくれる虫くんたちも元気。
大根も植えられてて。不思議と葉っぱが虫に喰われていない。

慣行農法の土

お隣の肥料や農薬を使っている果樹園。剥き出しの土がカチカチになっていた。表面が草で覆われていないから雨で土も流されてしまいそう。ちょっと土がかわいそうな感じも。

自然のまま

 雑草が、土が乾燥するのも流されるのも防いで、雨の時土が果物につくのを防いで、虫の餌になって虫の糞や枯れた草が肥料になって。すこしだけ人の手を加えてるだけで自然のままで。もちろん収穫量や作業効率とか、農でなく、農業(なりわい)としていくには難しいこともたくさんありそうですが。

収穫したスイート・スプリング。香り高く、甘く、程よい酸味と味の深みがあって、紅まどんな初めて食べた時以来の衝撃的な美味しさ。

熟していてもほのかに緑が残るのが特徴。レモンも混じってます。

後書き

自然のままの、豊かな景色がありました。一見雑然としているようでも、さまざまな植物、虫たちがいて、これが本当の豊かさなのかな、と。
もちろん、自然農法も難しいことはたくさんあるのだと思いますが。
農を生業とするのがどんどん難しくなっていると聞きます。昨今の農薬や肥料、燃料の高騰で廃業した方も多いと聞きます。食べるものがどうやって作られているのかを知り、どうすれば持続可能になるのか、考え、できることを尽くしていくことの大切さを感じています。。。う〜、たまに頭使うたら、熱が〜!3日くらい寝込みそうな、なんてwww。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
明日からの日も素敵でありつづけますように。

とある日のお昼。マグロの中落ち丼。マグロも食べられなくなる日が来るかも、ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?